電動自転車は何キロ出るのか?時速24キロ制限の真実と選び方とは

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電動自転車は何キロ出るのか?時速24キロ制限の真実と選び方とは

電動自転車の速度について、「一体、何キロ出るのだろう?」と、疑問をお持ちではありませんか。電動自転車は時速24キロの制限があると聞いたことがあるかもしれませんが、それは本当なのでしょうか。

中には、電動自転車で40kmや60km超えは可能なのか、気になる方もいるでしょう。また、電動自転車の速度制限を解除する方法は合法なのか、そもそも自転車にもスピード違反ってあるのか、といった法律に関する疑問も尽きません。

一方で、電動自転車のアシスト力は本当に最強なのか、あるいは電動自転車は楽じゃないって声もあるけど実際はどうなのか、性能や乗り心地に関する実態も知りたいところです。

この記事では、電動自転車に乗る際の注意点とは何か、そして後悔しない電動自転車を選ぶ際のポイント、さらに今人気のおすすめ電動自転車までご紹介。

あなたの疑問を、一つひとつ解消していきます。

【記事のポイント】
1.電動自転車の速度と、アシスト機能の法的な仕組み
2.速度制限の改造が、なぜ違法で危険なのか
3.アシスト力の本当のメリットと、注意すべきデメリット
4.あなたのライフスタイルに最適な、電動自転車の選び方

目次

電動自転車は何キロ出るのか?速度の仕組み

電動自転車は何キロ出るのか?速度の仕組み
チャリノリズム・イメージ
  • 電動自転車は時速24キロの制限があるって本当?
  • 電動自転車で40km60km超えは可能?
  • 電動自転車の速度制限を解除する方法は合法?
  • 自転車にもスピード違反ってあるの?
  • 電動自転車のアシスト力は本当に最強なのか…

電動自転車は時速24キロの制限があるって本当?

電動自転車は時速24キロの制限があるって本当?
チャリノリズム・イメージ

はい、電動アシスト自転車のアシスト機能が働く速度には、時速24kmまでという制限が設けられています。これは、道路交通法によって定められた安全基準であり、全ての国内正規販売モデルに適用されています。

多くの方が誤解しがちですが、これは「自転車の最高速度が時速24kmに制限されている」という意味ではありません。あくまで、モーターによる補助(アシスト)が時速24kmに達するとゼロになる、ということです。

このアシスト力の仕組みは段階的になっています。 時速10km未満の低速域では、ペダルを漕ぐ力1に対して最大2の力でアシストしてくれます。これが、坂道の多い場所や発進時に最も「楽」だと感じる理由です。

そして、速度が上がるにつれてアシスト力は徐々に弱まっていき、時速24kmに達した時点でアシスト機能は完全に停止します。

そのため、時速24kmを超えた速度域では、完全に自分の脚力だけで進むことになります

電動アシスト自転車は、あくまでも運転者の負担を軽減するための乗り物であり、バイクのように自動で加速するものではない点を、理解しておくことが大切です。

電動自転車で40km60km超えは可能?

電動自転車で40km60km超えは可能?
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理論上は不可能ではありませんが、一般的な電動アシスト自転車で時速40km60kmといった速度を出すことは、極めて困難です

その理由は、主に二つあります。

一つは、前述の通り、時速24kmを超えるとアシストが完全に停止し、100%自力で漕がなければならない点です。もう一つは、電動自転車の車体重量にあります。

一般的なシティサイクル(ママチャリ)の重量が16kg〜19kg程度であるのに対し、電動アシスト自転車はモーターやバッテリーを搭載しているため、20kg〜30kgにもなります。この重い車体をアシストなしで加速させ、さらに高速を維持するには、プロの競輪選手並みの脚力と持久力が求められるでしょう。

また、多くの電動アシスト自転車に採用されている内装3段変速ギアは、高速走行を想定したギア比にはなっていません。そのため、ある程度の速度に達すると、どれだけ速くペダルを回しても速度が上がらない「頭打ち」の状態になってしまいます。

したがって、通常の利用シーンにおいて、電動アシスト自転車で時速40kmを超える速度を出すのは、現実的ではないと考えられます。

電動自転車の速度制限を解除する方法は合法?

電動自転車の速度制限を解除する方法は合法?
チャリノリズム・イメージ

電動アシスト自転車の速度制限を解除する、いわゆる「リミッターカット」と呼ばれる改造は、明確に違法行為です。

リミッターを解除し、時速24kmを超えてもアシストが効くように改造した自転車は、道路交通法上の「電動アシスト自転車」の基準から外れてしまいます。そうなると、その乗り物は「原動機付自転車(原付バイク)」と同じ扱いになります。

原付バイクとして公道を走行するためには、以下の義務を果たさなければなりません。

  • ナンバープレートの取得と表示
  • 運転免許証の携帯
  • ヘルメットの着用
  • 自賠責保険への加入
  • ウインカーやブレーキランプなどの保安部品の装備

これらの条件を満たさずに公道を走行した場合、無免許運転や整備不良、無保険運行などの交通違反で検挙され、厳しい罰則が科せられる可能性があります。また、万が一事故を起こしてしまった場合、保険が適用されず、多額の賠償責任を負うことにもなりかねません。

安全面でも、本来の設計思想を無視した改造は、車体やブレーキに過度な負担をかけ、重大な事故を引き起こす原因となります

絶対にリミッター解除などの違法改造は、行わないでください。

自転車にもスピード違反ってあるの?

自転車にもスピード違反ってあるの?
チャリノリズム・イメージ

自転車自体には、自動車のような「法定速度」は定められていません。しかし、これは「いくらスピードを出しても違反にならない」という意味ではないので、注意が必要です。

自転車は道路交通法において、軽車両に位置づけられています。

そのため、走行している道路に速度制限の標識がある場合、その制限速度を遵守する義務があります。例えば、「制限速度30km/h」と表示された道路を自転車で時速40kmで走行すれば、速度超過として取り締まりの対象となる可能性があります

また、特定の速度を超えていなくても、周囲の状況に対して著しく危険な速度で走行していた場合は、「安全運転義務違反」に問われることもあります。見通しの悪い交差点や人通りの多い場所を猛スピードで走行する行為などが、これにあたります。

つまり、自転車に乗る際は、道路標識をしっかりと確認し、常に周囲の安全に配慮した速度で走行することが求められます。

電動自転車のアシスト力は本当に最強なのか…

電動自転車のアシスト力は本当に最強なのか…
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電動自転車のアシスト力は、速く走るためのパワーではなく、快適に走るための「サポート力」と捉えるのが適切です。法律でアシスト比率の上限が「漕ぐ力1:アシスト力2」と定められている以上、国内メーカーの製品でアシスト力の絶対的な強さに大きな差はありません。

では、各メーカーは何を競っているのでしょうか。それは、いかに「賢く、無駄なく、スムーズに」アシストするかという制御技術です

例えば、ペダルを漕ぐ力や自転車の速度、走行している道の傾斜などをセンサーが検知し、常に最適なアシスト力を自動で提供する機能を搭載したモデルがあります。これにより、ライダーは状況に合わせてアシストモードを切り替える手間がなく、バッテリーの消費も効率的に抑えることができます。

このようなインテリジェントなアシスト機能こそが、坂道でのスムーズな加速や、向かい風の中での安定した走行感、長距離を走っても疲れにくいといった「本当に楽な乗り心地」を実現します。

アシスト力の強弱を単純なパワーで比較するのではなく、乗り心地の質や制御技術の高さで判断することが、優れた電動自転車を見極める鍵となります。

電動自転車は何キロ出るかより「楽さ」が重要

電動自転車は何キロ出るかより「楽さ」が重要
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  • 電動自転車は楽じゃないって声もあるけど…
  • 電動自転車に乗る際の注意点とは
  • 電動自転車を選ぶ際のポイント
  • 今人気のおすすめ電動自転車
  • 電動自転車は何キロ出るかに関するよくある質問

電動自転車は楽じゃないって声もあるけど…

電動自転車は楽じゃないって声もあるけど…
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電動自転車は非常に便利な乗り物ですが、「楽じゃない…」と感じる側面があるのも事実です。購入後に後悔しないためにも、デメリットを事前に理解しておくことが大切です。

車体が重い

最大のデメリットは、やはりその重量です。モーターとバッテリーを搭載するため、車体重量は20kgを超え、中には30kg近いモデルもあります。走行中はアシストがあるので重さを感じることはありませんが、以下のような場面では負担になります。

  • 駐輪場での出し入れや方向転換
  • マンションの駐輪ラックへの設置
  • 段差や階段での持ち運び

バッテリーが切れると大変

外出先でバッテリーが切れてしまうと、アシスト機能は完全に停止します。そうなると、ただの「非常に重い自転車」となり、ペダルを漕ぐのに相当な力が必要になります。特に坂道では、押して歩くのも一苦労です。こまめな充電管理が欠かせません。

駐輪スペースの問題

モデルによってはタイヤが太く設計されており、一般的な駐輪場のレールやラックに収まらないことがあります。購入前には、普段利用する駐輪場の設備を確認しておくと安心です。

これらの点を踏まえると、電動自転車は全ての人にとって万能なわけではなく、自身の体力や住環境、利用シーンを考慮して選ぶ必要があると言えます。

電動自転車に乗る際の注意点とは

電動自転車に乗る際の注意点とは
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電動自転車を安全かつ快適に利用するためには、その特性を理解し、いくつかの点に注意する必要があります。

漕ぎ出しは慎重に

電動自転車は、ペダルを踏み込んだ瞬間に力強いアシストが働きます。普通の自転車と同じ感覚で漕ぎ出すと、思った以上のスピードで急発進し、バランスを崩してしまう恐れがあります。慣れるまでは、ギアを軽い段数に設定し、サドルにしっかりと座ってから、ゆっくりとペダルを踏み込むように心がけましょう。

バッテリーの管理

バッテリーは電動自転車の心臓部です。残量が少なくなるとアシストが弱まったり、ライトが点灯しなくなったりすることもあります。長距離を走る前日や、定期的に残量を確認し、計画的に充電する習慣をつけましょう。また、バッテリーは高温や低温に弱いため、真夏の炎天下や冬場の屋外での保管は避けるのが賢明です。

ヘルメットの着用

2023年4月1日の道路交通法改正により、自転車利用者のヘルメット着用が年齢を問わず努力義務化されました。電動自転車は手軽に速度が出やすいため、万が一の転倒時に頭部を守るためにも、ヘルメットを着用することを強く推奨します。

定期的なメンテナンス

安全に乗り続けるためには、定期的な点検とメンテナンスが不可欠です。特にブレーキの効き具合やタイヤの空気圧は、乗り心地だけでなく安全性に直結します。月に一度はセルフチェックを行い、年に一度は自転車専門店でプロによる詳細な点検を受けるようにしましょう。

以上4つの注意点は、必ず意識するようにしてください。

電動自転車を選ぶ際のポイント

電動自転車を選ぶ際のポイント
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数多くのモデルの中から自分に最適な一台を見つけるためには、いくつかのポイントを押さえて選ぶことが重要です。

使用目的で選ぶ

まず、どのような目的で電動自転車を使いたいのかを明確にしましょう。

1.毎日の通勤・通学

走行距離が長い場合は、バッテリー容量が大きく、走行性能の高いスポーツタイプやクロスバイクタイプがおすすめです。

2.近所での買い物

乗り降りのしやすい低床フレームで、大きなカゴが付いたシティサイクル(ママチャリ)タイプが便利です。

3.子どもの送迎

専用のチャイルドシートが取り付け可能で、重心が低く安定感のある子ども乗せモデルを選びましょう。

バッテリー容量で選ぶ

1回の充電で走行できる距離は、バッテリー容量によって決まります。自身の1日の平均的な走行距離を考え、余裕のある容量を選ぶと、充電の頻度を減らすことができます。ただし、容量が大きくなるほどバッテリー自体の価格も高くなり、充電時間も長くなる傾向があります。

バッテリー容量の目安1回の充電で走れる距離(エコモード)充電時間の目安
8.0Ah約30km~約2.5~3.5時間
12.0Ah約45km~約3.5~4.5時間
16.0Ah約60km~約4.5~6時間

※走行距離は走行モードや道路状況によって、大きく変動します。

車体サイズと重量で選ぶ

自分の身長に合ったタイヤサイズのモデルを選ぶことが、安全で快適な運転の基本です。カタログの適応身長を確認するとともに、可能であれば実際に店舗で試乗し、サドルにまたがった際に両足のつま先が地面に着くかを確認しましょう。

また、前述の通り車体は重いため、取り回しに不安がある方は、比較的軽量なモデルやタイヤが小さいミニベロタイプを検討するのも、一つの方法です。

今人気のおすすめ電動自転車

今人気のおすすめ電動自転車
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ここでは、様々な用途に対応する人気の電動自転車を、いくつかご紹介します。モデル選びの参考にしてください。

コンパクトで手軽な折りたたみタイプ

「PROVROS(プロブロス) P-206E」

20インチのコンパクトなモデルで、折りたたみが可能なため、車のトランクに積んだり、室内での保管がしやすいのが特徴です。街乗りやちょっとした移動に適しています。

普段使いに最適なシティサイクルタイプ

「21Technology DACT266」

大きなカゴや荷台を備え、買い物など日常生活での使い勝手に優れたモデルです。乗り降りしやすいフレーム設計で、幅広い年代の方におすすめできます。

スポーティーな走りが楽しめるタイプ

「PELTECH(ペルテック) TDA-728L」

27.5インチのタイヤと外装6段変速を搭載し、軽快な走行が楽しめるモデルです。通勤や週末のサイクリングなど、長めの距離を快適に走りたい方に適しています。

おしゃれで小回りの利くミニベロタイプ

「Bright Pale BRT-206-EB」

小さなタイヤが特徴的なミニベロタイプは、デザイン性が高く、小回りが利くため市街地での走行に最適です。おしゃれに街乗りを楽しみたい方から支持されています。

個性的なファットバイクタイプ

「Emotorad」

極太のタイヤが目を引くファットバイクタイプは、安定感と走破性に優れています。個性的なデザインで、他の人とは違う一台を求める方におすすめです。

あなたに合ったモデル選びの、参考にしてください。

全国37の実店舗とオンラインストアで、国内サイクルブランドなら品揃えナンバーワンの「ワイズロードオンライン」こちらの記事「ワイズロードオンラインの評判って?口コミでわかる選ばれる理由とは」も、参考にしてください。

電動自転車は何キロ出るかに関するよくある質問

電動自転車は何キロ出るかに関するよくある質問
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ここでは、電動自転車の速度に関するよくある質問とその回答をまとめました。

電動自転車の平均速度はどれくらい?

街中での走行では、信号待ちなども含めると時速12km〜17km程度が一般的な平均速度と考えられます。これは、通常のシティサイクル(ママチャリ)と大差ない速度です。

電動自転車の平均速度はどれくらい?

街中での走行では、信号待ちなども含めると時速12km〜17km程度が一般的な平均速度と考えられます。これは、通常のシティサイクル(ママチャリ)と大差ない速度です。

坂道での速度はどれくらい落ちますか?

電動自転車が最も得意とするのが坂道です。強力なアシストのおかげで、急な坂道でも速度の低下を最小限に抑え、平坦な道に近い感覚で楽に登ることが可能です。

スポーツタイプの電動自転車(e-BIKE)はもっと速いのですか?

アシストが時速24kmで停止するという法律上の上限は、e-BIKEも同じです。ただし、e-BIKEはより高速走行に適したフレーム設計や多段ギア、高性能なブレーキを備えているため、アシストが切れた後の高速域でも速度を維持しやすく、スポーティーな走りを楽しむことができます。

よくあるQ&Aも、参考にしてください。

【総括】電動自転車は何キロ出るのか…

この記事では、電動自転車の速度に関する様々な疑問について、解説しました。最後に、重要なポイントをまとめます。

  • 最高速度の制限ではなく、アシスト機能の制限である
  • 時速24km以上は、完全に自分の脚力で走行する
  • リミッター解除などの違法改造は、絶対に行わない
  • 道路標識の制限速度は、自転車にも適用される
  • 平均速度は、一般的な自転車と大きく変わらない
  • 速さよりも坂道や漕ぎ出しでの、「楽さ」が最大のメリット
  • 車体が重く、バッテリー切れには注意が必要
  • 漕ぎ出しの急発進は、慣れるまで慎重に行う
  • ヘルメットの着用は、安全のために強く推奨される
  • 定期的な点検と、メンテナンスを怠らない
  • 使用目的に合わせて、車種タイプを選ぶことが重要
  • 走行距離を考慮して、適切なバッテリー容量を選ぶ
  • 購入前には必ず試乗して、サイズ感を確認する
  • 電動自転車の特性を正しく理解し、安全運転を心がける

【参考】
>>ペルテック電動自転車の評判はどう?口コミで分かる実力や選び方とは
>>電動アシスト自転車リミッター解除のやり方って?合法性やリスクとは
>>電動自転車のバッテリーは毎回外すほうがいい?盗難や故障対策を解説
>>あさひの電動自転車タイヤ交換の値段は高い?費用相場や交換手順とは
>>電動自転車24インチのデメリットって?後悔しない選び方とポイント
>>電動自転車の前輪駆動のデメリットとは?後悔しない選び方とポイント

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