自転車荷台の紐の結び方が知りたい!安全な固定術とコツを徹底解説

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自転車荷台の紐の結び方が知りたい!安全な固定術とコツを徹底解説

自転車の荷台に荷物を載せたいけど、どうやって固定すればいいか悩んでいませんか?

いざやろうとすると、「そもそも紐の結び方がわからない…」「ゴムひもで本当に大丈夫?」なんて不安になりますよね。私も昔はそうでした。ネットで調べても、最強と言われる南京結び・もやい結びは難しそうだし、かといって100均のアイテムだけで安全に固定できるのか、確信が持てなかったり。

特にリュックや不安定な形の荷物をどう積むかは、自転車乗り共通の悩みかなと思います。荷物の落下は、自分だけでなく周囲にとっても非常に危険です。走行中に荷物が車輪に巻き込まれたり、後続車や歩行者に迷惑をかけたりする事態は、絶対避けなければなりません。

この記事では、自転車の荷台に荷物を安全に固定するための基本的な知識から、具体的な紐の結び方、便利なアイテムの活用術まで、私が学んだことを整理してお伝えしますね。

安全第一で、快適な自転車ライフを送りましょう。

【記事のポイント】
1.荷物を固定する大前提となる、「安全の3原則」
2.最強の固定術「南京結び」と、基本の「巻き結び」
3.ゴムひも、ベルト、ネットの賢い使い分け
4.100均アイテムと荷物別の、具体的な固定テクニック

目次

安全な自転車荷台の紐の結び方

安全な自転車荷台の紐の結び方
チャリノリズム・イメージ

荷物を固定するテクニックは色々ありますが、その前に「なぜ、そこまでして固定する必要があるのか…」という安全走行の基本原則を理解しておくことが、何よりも重要です。ここをしっかり押さえておけば、どんな荷物に対してもどうすれば安全かを、自分で考えられるようになります。

  • 荷物を結ぶ前の安全走行3原則
  • 最強の固定術「南京結び」の手順
  • 基本となる「巻き結び」の活用法
  • ゴムひもと紐の決定的な違いとは
  • 荷締めベルトを使うメリットと注意点
  • ツーリングネットが最適な荷物とは

荷物を結ぶ前の安全走行3原則

荷物を結ぶ前の安全走行3原則
チャリノリズム・イメージ

私が荷物を積むときに、いつも絶対に意識している3つの原則があります。これは結び方のテクニック以前の、大前提ですね。この3つが守れていないと、どんなに完璧な結び方をしても、安全とは言えません。

1. 重心とバランス:安定性の鍵

まず一番大事なのが、「重心を低く、中心に寄せる」ことです。自転車は二輪でバランスを取る乗り物なので、重心の位置が走行安定性に直結します。

背の高い荷物や重い荷物を荷台の高い位置に積むと、自転車全体の重心が上がって、驚くほど不安定になります。例えるなら、長い棒の先に重りをつけた状態ですね。少し傾いただけでも、重りの力で一気に倒れ込もうとします。

これが走行中に起こると、特にカーブや停車時にフラついて、転倒のリスクが急激に高まるんです。また、荷物が左右どちらかに偏っていると、常にハンドルが取られる状態になり、まっすぐ走ることさえ困難になります。

対策
  • 荷物はできるだけ平たく、広い面を荷台に接地させて置く。
  • 複数の荷物がある場合は、重いものを下(荷台側)にする。
  • 荷台の幅(中心線)に対して、左右の重量が均等になるよう配置する。

2. 走行中の「緩み」と「振動」対策:見えない敵

出発前に「よし、完璧!」とガチガチに固定したつもりでも、安心はできません。走行中の路面からの振動は、想像以上に手ごわいです。

この振動が、結び目やフックのテンションをじわじわと、しかし確実に緩ませていくんです。特に段差を乗り越えた瞬間、荷物が「ガタン!」と一瞬跳ね上がることがあります。その瞬間に生まれたわずかな隙間や緩みが、次の振動でさらに大きくなり、最終的には荷崩れにつながります。

対策
  • 出発前に、荷物を上下左右に強く揺さぶり、自転車と一体化しているか確認する。
  • ゴムひもだけでなく、伸縮性のない紐やベルトを併用し、「遊び」をなくす。
  • 長距離を走る場合は、数キロに一度は止まって緩みがないか手で触って点検する習慣をつける。

3. 反射板(リフレクター)の確保:追突事故を防ぐ

これは本当によく見落としがちな、しかし命に関わる重大なポイントです。荷台に大きな荷物を積んだ結果、サドルの下や泥除け(フェンダー)についている反射板(リフレクター)やテールライトが、荷物で完全に隠れてしまうケース。

これは、夜間やトンネル内で、後続車から自分の存在が全く見えなくなることを意味します。ただでさえ荷物を積んで不安定になっているところに、視認性まで失うのは、追突事故を誘発する非常に危険な状態です。

対策
  • 荷物を積んだ後、必ず自転車の後ろに回り込み、リフレクターが隠れていないか確認する。
  • 隠れてしまう場合は、荷台自体に取り付けられる別売りのリフレクターやテールライトを装備する。
  • 荷物固定用のロープ自体に、反射材が編み込まれた製品を選ぶ。
  • 荷物(リュックや箱)に直接、反射テープや反射シールを貼る。

安全に関するご注意:法律上の積載制限

そもそも自転車には、法律で定められた積載の制限があることをご存知でしょうか。安全のためにも、この範囲を守る必要があります。

一般的な自転車(軽車両)の場合、積載できる荷物の大きさや重さには以下のような規定があります(お住まいの地域や自転車の種類によって異なる場合があります)。

長さ:自転車の前後から30センチメートルを超えてはみ出さないこと。
:左右から15センチメートルを超えてはみ出さないこと(合計で自転車の幅+30cmが目安)。
高さ:地上から2メートルを超えないこと。
重さ:一般的には30キログラムまで(都道府県の公安委員会規則によります)。

(出典:e-Gov法令検索『道路交通法施行令』第二十二条

これらの制限を超える荷物を積むと、安定性を著しく欠き非常に危険です。また、法律違反となる可能性もあります。ここでご紹介する内容は、これらの法令を遵守した上でのテクニックとなります。

最終的な判断はご自身の責任において、安全第一で行ってください。

最強の固定術「南京結び」の手順

さて、ここからはいよいよ具体的な結び方です。絶対に緩ませたくない、重い荷物を固定したいという時に、私が最強だと思うのがこの「南京結び(なんきんむすび)」です。

これはトラックの運送でも使われるプロの結び方で、最大のメリットは「てこの原理」を利用して、人の力だけでは到底かけられないほどの非常に強いテンション(張り)をロープにかけられる点にあります。

最初は手順が多くて少し難しく感じるかもしれませんが、動画サイトなどで南京結びと検索し、動きを見ながら練習すれば、必ず習得できます。一度覚えれば一生モノのスキルになりますよ。

STEP
アンカー(固定)

まず、ロープの片側(元側)を、荷台の片側のフレームやフックに「巻き結び」(後述します)などで固く固定します。ここが全ての力の起点になるので、絶対にほどけないようにします。

STEP
荷物の上を通す

ロープを荷物の上を通して、反対側の固定場所(フックなど)へ持っていきます。この時、ロープが荷物の角などで擦れて傷まないか確認します。

STEP
第1のループ作成

ロープの途中で、先端側(動かす側)のロープが、元側のロープの上に来るように、手で「輪(ループ)」を作ります。この、輪の作り方が重要です。

STEP
フックへの固定(1回目)

作った輪を、荷台のフックに引っ掛けます。

STEP
締め上げ(1回目)

ロープの先端側を強く引きます。この時点で、滑車の原理(てこの原理)が働き、ある程度のテンションがかかります。

STEP
第2のループ作成(固定)

テンションを保ったまま、もう一度同じ動作を繰り返します。再度、先端側のロープが元側のロープの上に来るように、輪を作ります。この2つ目のループが、強力な締め上げのキモです。

STEP
最終締め上げ

作った2つ目の輪を、同じフックに引っ掛けます。そして、ロープの先端を、体重をかけるように力いっぱい引き締めます。ここでとんでもない、強力な固定力が生まれます。荷物が沈み込むのが分かるはずです。

STEP
末端処理

ロープが緩まないように張りを保ったまま、余ったロープの先端を、きつく張られたロープの隙間に何度も通して摩擦で固定します(「止め結び」)。絶対に車輪に巻き込まれないよう、短く確実に処理してください。

南京結びのコツと注意点

南京結びは非常に強力ですが、注意点もあります。自転車の荷台のフック(荷掛けフック)は、トラックの荷台のフックと違って小さく、強度もそれほど高くありません。

南京結びは2回ループをフックにかけるため、フックがその強大なテンションとロープの太さに耐えられるか、事前に確認することが重要ですね。最悪の場合、フックが曲がったり折れたりする可能性もあります。

ロープはビニロン製などの、滑りにくく強度のあるもの(直径5mm~8mm程度)がおすすめです。

基本となる「巻き結び」の活用法

南京結びがロープを締め上げるための結び方なら、この「巻き結び(まきむすび)」は、ロープを結びつける(固定する)ための、最も基本的で重要な結び方です。

南京結びを始める際の、最初のアンカー(始点)として必須ですし、ロープの終点を荷台のフレームに固定する時にも使えます。また、荷物自体にロープを一時的に結びつけたい時など、用途は無限大です。

手順は、とてもシンプルです。

  • 固定したい場所(荷台のフレームなど)にロープを1回巻き付けます。
  • ロープの先端を、元側のロープの上で交差させて、もう一度同じ方向に巻き付けます。
  • 先端を、今作った2回目のループの下にくぐらせて引き締めます。

これだけですが、正しく結べば非常にほどけにくい、信頼性の高い結び方です

キャンプなどでロープを張る際にも多用される結び方なので、覚えておいて損は絶対にありませんね。

ゴムひもと紐の決定的な違いとは

荷物の固定というと、両端にフックが付いた「ゴムひも(バンジーコード)」を思い浮かべる人も多いと思います。手軽さは最強ですよね。では、あえて紐(ロープ)を使うメリットは、どこにあるのでしょうか。

一番の違いは、やはり「伸縮性」の有無です。これがメリットにもデメリットにもなります。

特徴1. 紐(ロープ)2. ゴムひも(バンジーコード)
固定力(最強・非伸縮)△(伸縮分、緩む)
手軽さ×(習熟が必要)(フックを掛けるだけ)
伸縮性なし(緩まない)あり(振動を吸収するが、遊びも出る)
最適な荷物固く重い荷物、段ボール、長距離軽量な荷物、前カゴの荷物、近距離
注意点結び方が難しい、時間がかかるフックの反動(危険)、ゴムの劣化

ゴムひも(バンジーコード)の特性

ゴムひもは、その伸縮性で荷物を押さえつけます。フックを引っ掛けるだけなので、とにかく手軽でスピーディです。また、ゴムの伸縮が走行中の細かな振動をある程度吸収してくれるという側面もあります。

しかし、裏を返せば、その伸縮性ゆえに振動で荷物が動く「遊び」が生じやすく、強いテンションをかけ続けると徐々にゴムが伸びて緩む可能性があります。また、フックが外れた際の反動は非常に危険で、顔や目に当たって大怪我をする事故も起きています。ゴム自体も紫外線や雨で劣化するので、定期的な交換が必要です。

紐(ロープ)の特性

一方、紐(非伸縮性のロープ)は、結ぶ手間と技術が必要ですが、一度正しく(例えば南京結びで)結べば、絶対に緩まないという絶対的な固定力を生み出せます。伸縮性がないため、荷物と荷台を完全に一体化させることができます。

重い荷物や固い荷物(家具や段ボールなど)、あるいは長距離を運ぶ場合には、紐による固定が最も信頼できると私は考えています

荷物が動かないという安心感は、何物にも代えがたいですね。

荷締めベルトを使うメリットと注意点

荷締めベルトを使うメリットと注意点
チャリノリズム・イメージ

「紐を結ぶのは面倒だし難しそう…でも、ゴムひもではちょっと不安…」

そんな人に、私がよくおすすめするのが「荷締めベルト(ラッシングストラップ)」です。これは、紐とゴムひものいいとこ取りのようなアイテムだと、私は思っています。

これは、紐のように結ぶ必要がなく、バックルに通して引っ張るだけで固定できるアイテムです。そして、ゴムひもと違って伸縮性がない非伸縮性のベルトなので、荷物を確実に固定できます。緩みの心配が、ほぼありません。

バックル式とラチェット式

荷締めベルトには、大きく分けて2種類あります。

1.バックル式

100円ショップなどでも手軽に入手できるタイプです。ベルトをバックルに通し、手で引っ張って固定します。「カムバックル式」とも、呼ばれます。自転車の荷台程度の荷物であれば、これで十分な場合が多いです。

2.ラチェット式

ハンドルをガチャガチャと往復させることで、歯車(ラチェット)機構を使って、より強力にベルトを締め上げることができるタイプです。オートバイや重い家具の固定に使われることが多いですが、自転車にはややオーバースペックかもしれません。

注意点

荷締めベルトを使う上での最大の注意点は、余ったベルトの処理です。バックルで固定した後、余ったベルトが長く垂れ下がっていると、それが車輪やペダルに巻き込まれて大事故につながります。

余ったベルトは、きつく巻き取ってゴムで縛るか、固定したベルトの隙間に何度も通すなどして、絶対にブラブラしないように処理してください。

ツーリングネットが最適な荷物とは

ゴムひもが線で固定するのに対し、ツーリングネット(カーゴネット)は伸縮性のあるゴムで編まれた面で、荷物を押さえつけます。

これは、ヘルメットや、リュックサック、寝袋、丸めたマット、買い物袋など、形が不揃いな荷物や複数の荷物をまとめて固定するのに最適です。

ネットには通常6~8個のフックが付いているので、荷物全体を覆い、フックを荷台のフレームやフックに均等に引っ掛けて使います。この時、1箇所ずつ順番にかけるのではなく、対角線上にあるフック同士(例:前方右と後方左)を先にかけ、次に残りの対角線(前方左と後方右)をかけると、テンションが均等にかかり、荷物が安定しやすいですよ。

ツーリングネットの弱点

万能に見えるツーリングネットですが、弱点もあります。それは、「面」で押さえているだけなので、ネットの網目よりも小さい物が隙間からすり抜けて落ちてしまう可能性があることです。また、非常に重い荷物や、角が尖った固い荷物を「点」で強く固定するのには向いていません。

あくまで、不定形なものを「面」でふんわりと、しかし確実に保持するための道具と考えるのが良いですね。

自転車荷台の紐の結び方と道具

後半は、100均アイテムの活用法や、具体的な荷物別の固定方法など、より実践的なテクニックを見ていきましょう。高価な専用品でなくても、道具の特性を理解して組み合わせることで、十分な安全性を確保できると私は考えています。

  • 100均アイテムの賢い活用術
  • ダイソー製品の実力を徹底レビュー
  • リュック固定は結ばないのが最善?
  • 段ボールを安定させる固定のコツ
  • 【総括】自転車荷台の紐の結び方

100均アイテムの賢い活用術

100均アイテムの賢い活用術
チャリノリズム・イメージ

私もよく利用しますが、最近の100円ショップのアイテムは本当に侮れません。自転車コーナーや荷役コーナーには、使えるアイテムがたくさんあります。ただ、やはり価格相応の部分もあり、それぞれに一長一短があります。

例えば、「固定力は強いけど短いゴムひも」「長さはあるけどゴムの強度は未知数なロープ」、「非伸縮で良いけどバックルが簡易的な荷締めベルト」など。

そこで私が強くおすすめしたいのが、これらの安価な製品を組み合わせて使う、ハイブリッド固定法です。一つの高価な道具に頼るのではなく、複数の100均アイテムで役割分担させるイメージですね。

ハイブリッド固定法の提案(例)

パターンA: 段ボール箱(中程度の重さ)の場合

  • まず、荷物のズレ防止と視認性確保のため、「反射付自転車ロープ(1.8m)」のような長めのゴムロープを使い、荷物全体を広くカバーするように荷台に固定します。(=「保持」と「安全」)
  • 次に、テンションが足りない部分や、特に強く固定したい角などを、非伸縮性の「荷締めベルト」を使って増し締めします。(=「確実な固定」)

パターンB: 複数の買い物袋や不定形な荷物の場合

  • まず、荷物がバラけないように「ツーリングネット」で全体を覆いかぶせます。(=「全体の保持」)
  • ネットだけでは押さえが甘い部分や、特に重い荷物の重心部分を、「自転車用3連固定ロープ」のような短く強力なゴムひもで、点で強いテンションをかけます。(=「補強」)

このように複数のアイテムを組み合わせることで、それぞれの長所を活かし、短所を補い合い、高価な専用品に匹敵する、あるいはそれ以上の安全性を低コストで実現できます。

ダイソー製品の実力を徹底レビュー

100均の中でも、やはりダイソーは品揃えが豊富ですよね。私が実際に使ってみて、これは使えると思ったものをいくつか、具体的な使用感とともにご紹介しますね。(※あくまで私個人の感想です)

ダイソー「自転車用3連固定ロープ」

これはゴムが「平ゴム」で、フックごとに3本束ねられているのが特徴です。丸ゴムよりも荷物との接地面積が広くて滑りにくい点が良いですね。伸縮率はかなり高いですが、短い(ロープ部約50cm)ながらも非常に強いホールド力を発揮します。

最適な用途

個人的には、荷台より前カゴの荷物の飛び出し防止に最適かなと思います。荷台で使うには少し短いですが、小さな箱やカバンを点で強く押さえつけるのには向いています。

ダイソー「反射付自転車ロープ(1.8m)」

1.8mという十分な長さがあり、光が当たると反射する素材がロープに編み込まれているのが最大のポイントです。前半で触れた視認性の低下問題を、ロープ自体で解決できるという、安全対策として非常に優れたアイテムです。

最適な用途

ゴムの強さ(固定力)は3連固定ロープほどではない印象なので、これをメインの固定にするというよりは、荷物全体を広くカバーする補助や視認性確保の役割として使うのが、賢いかなと思います。

ダイソー「荷締めベルト」

非伸縮性のバックル式ベルトです。長さも2m程度あるものが多く、使い勝手が良いです。ゴムと違って振動で緩む心配がないので、段ボールやコンテナボックスなど、固い荷物をガッチリ固定したい時に重宝します。

最適な用途

まさに段ボールの固定。あるいは、三脚やテントなどの「長尺物」を荷台に固定する際にも活躍します。ただし、前述の通り、余ったベルトの処理だけは本当に注意してください。

店舗によって在庫状況が異なる場合があります。また、製品の仕様は予告なく変更されることがありますので、ご注意ください。

リュック固定は結ばないのが最善?

リュック固定は結ばないのが最善?
チャリノリズム・イメージ

「リュックサック(バックパック)」の固定は、実は一番難しいと私は思っています。なぜなら、形状が不安定で重心が偏りやすい上に、多数のショルダーストラップやウエストベルト、調整紐が垂れ下がっているからです。

警告:ストラップの巻き込み事故の恐怖

リュックのストラップが走行中に垂れ下がり、後輪のスポークやギア、あるいはペダルのクランクに巻き込まれる事故は、決して珍しくありません。

もし巻き込まれた場合、後輪が即座にロックし、自転車は急停止またはバランスを失い、ライダーは地面に激しく叩きつけられることになります。これは、命に関わる非常に危険な転倒につながります。

荷台に直接固定する方法は、出発前にどれだけ入念にストラップをまとめたつもりでも、走行中の振動で緩んで垂れ下がってくるリスクが常につきまといます。

そこで、私が強く推奨する最善策は、「荷台に直接結び付けない」ことです

最善策:パニアバッグ(サイドバッグ)の活用

最も安全で快適な方法は、荷台の横に取り付ける「パニアバッグ(サイドバッグ)」を使用し、その中にリュックサックを丸ごと入れてしまうことです。

メリット
  • 重心が劇的に下がり(荷台の上ではなく横になるため)、走行安定性が格段に向上します。
  • ストラップの巻き込みリスクが完全にゼロになります。
  • 防水性の高いモデルを選べば、中の荷物(PCや書類)を雨から守れます。

次善策:リアバスケット(後ろカゴ)の設置

パニアバッグが難しい場合は、荷台に「バスケット(カゴ)」を取り付け、その中にリュックサックを入れることです。これでも巻き込みのリスクはほぼゼロにできます。ただし、重心は高くなるため、安定性はパニアバッグに劣りますね。

最終手段(結びつける場合)

どうしても荷台に直接固定する場合は、まずリュック自体の全てのストラップやベルトが垂れ下がらないよう、100均の「べんりベルト」(マジックテープ式)などでこれでもかというほど固く、短くまとめ上げます。その上で荷台に置き、「ツーリングネット」を使って全体を覆いかぶせるように固定するのが、リスクが比較的低い方法かなと思います。

ゴムひもだけで固定するのは、ストラップが飛び出す可能性があり、おすすめできません。

段ボールを安定させる固定のコツ

段ボールを安定させる固定のコツ
チャリノリズム・イメージ

四角い段ボール箱は、リュックに比べればはるかに固定しやすい荷物です。安定させるコツは、やはり「重心」「固定方法」にあります。

置き方

  • 荷台に対し、できるだけ平たく、広い面が接地するように置きます。
  • 重心を低く保つため、複数の箱がある場合は重い箱を下にします。
  • 荷台の中心線に、箱の中心が来るように置きます。

最適な固定具

固定のコツは、荷台の四隅のフックを利用した「4点固定」を意識することです

固定のコツ:「4点固定」と「対角線」
  • まず、荷締めベルトやゴムひもを、箱の角(かど)にかかるように意識して配置します。平らな面にかけるより、角で押さえた方がズレにくくなります。
  • そして、テンションを「対角線」にかけるのが非常に有効です。
  • 例えば、荷台の「前方右」のフックから、箱の上を通って「後方左」のフックへ。もう1本で「前方左」から「後方右」へと、×(バツ)印になるように固定します。
  • これにより、箱が前後にずれる力と、左右にずれる力の両方を同時に抑え込むことができますよ。

伸縮性のない、「荷締めベルト」が最適です。次点でゴムひも(バンジーコード)ですが、重い場合はベルトを推奨します。

【総括】自転車荷台の紐の結び方

【総括】自転車荷台の紐の結び方
チャリノリズム・イメージ

ここまで、自転車の荷台に荷物を安全に固定する方法について、私の知識や経験をかなり詳しくまとめてみました。

最強の固定術である南京結びから、手軽なゴムひも、100均アイテムを組み合わせるハイブリッド固定法、そして危険なリュックの積載方法まで、色々なトピックに触れてきました。

一番大切なのは、テクニック以前の安全の3原則(重心・緩み・反射板)を常に意識すること、そして「法律の積載制限」を守ることだと、私は強く思います。

完璧な結び方や高価な道具も、出発前の「指差し確認(ヨシ!)」と、走行中の「こまめな緩みの点検」には敵いません。

荷台の固定をマスターすることは、荷物が落ちるかもしれないという運転中の不安から解放され、より安全で快適な自転車生活を送るための必須スキルですね。

安全な走行のために(最後にもう一度)

荷物を積載した状態での走行は、ブレーキの効きが悪くなったり、バランスを崩しやすくなったりと、通常時と感覚が大きく異なります。

ご自身の積載方法や運転に少しでも不安がある場合は、絶対に無理をせず、自転車の専門家(お近くの自転車店など)にご相談ください

安全第一で、サイクルライフを楽しみましょう。

【参考】
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>>自転車インチの測り方を完全ガイド!身長に合う適切なサイズの選び方
>>自転車のキャリーケース運び方って?基本ポイントと注意点を解説
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