自転車を移動手段として利用する人が増える中、自転車盗難保険が気になるけどいらないのかと考える人も、少なくありません。確かに、保険料がかかるうえにすべてのケースで補償されるわけではないため、加入をためらう気持ちは理解できます。
しかし一方で、自転車盗難のリスクは決して小さくなく、特に高額なスポーツバイクや電動アシスト自転車を所有している場合、盗難に遭えば経済的損失は大きなものになります。
この記事では、自転車盗難保険の仕組みや特徴、メリットデメリットをわかりやすく解説しながら、どんな人に保険が向いているのか、逆におすすめでない人のタイプについても詳しくご紹介します。
また、自転車が盗まれやすい色はあるのかという疑問にも触れつつ、人気のある「あさひ盗難保険」「楽天の自転車盗難保証プラン」「損保ジャパン自転車盗難保険」「auの自転車盗難保険すぽくる」など、主要保険の特徴をまとめています。

この記事を読むことで、自転車を守るための最適な選択が見えてくるはずです。
【記事のポイント】
1.自転車盗難保険の仕組みや、補償内容がわかる
2.保険に加入する、メリットデメリットが理解できる
3.自転車盗難保険が必要な人と、不要な人の違いがわかる
4.各社の保険プランの特徴と、比較ポイントがわかる
自転車盗難保険はいらないは嘘…?その理由と特徴


- 自転車盗難保険の仕組みや特徴
- 自転車盗難保険のメリットデメリット
- 自転車盗難保険がおすすめな人とおすすめでない人
- 自転車が盗まれやすい色ってある?
- 自転車盗難保険が安くておすすめなのは?
自転車盗難保険の仕組みや特徴


自転車盗難保険とは、自転車が盗まれた際に購入金額の一部または全額が補償される保険です。対象となる自転車の種類や補償の条件は保険会社やプランによって異なりますが、基本的には高額な自転車を所有する人にとって心強い備えとなります。
自転車盗難保険の仕組み
まず、仕組みについて簡単に説明すると、保険に加入すると契約期間中に盗難の被害に遭った場合、保険会社に申請することで補償金を受け取れるという流れです。補償額は自転車の購入価格をもとに設定されており、たとえば100,000円の自転車に対して80%の補償がある場合、盗難時には80,000円が支払われることになります。
自転車盗難保険の特徴
次に特徴として挙げられるのは、「加入条件」が明確に決められている点です。多くの保険では、自転車の購入から○日以内であること、防犯登録が完了していること、施錠していた状態で盗難に遭ったことなど、いくつかの条件を満たしていなければなりません。
また、対象となる自転車の価格にも下限や上限が設けられている場合が多く、一般的に100,000円以上の高額なスポーツバイクが主な対象になります。
「破損」も補償対象になる場合も
さらに、保険会社によっては盗難だけでなく、事故や転倒による「破損」も補償対象となるプランを用意していることがあります。このような包括的な補償内容は、頻繁に自転車に乗る人にとって安心材料となるでしょう。
ただし、すべてのケースで満額補償されるわけではなく、「免責金額」「自己負担額」が設定されていることもあります。また、補償を受けるには盗難届の提出や証拠書類の準備が必要となり、一定の手間がかかる点も理解しておくべきです。



このように、自転車盗難保険は万が一の被害時に経済的ダメージを軽減するための有効な手段ですが、加入前には補償内容や条件をしっかり確認することが大切です。
自転車盗難保険のメリットデメリット
自転車盗難保険には、加入することで得られるメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットも存在します。ここでは、加入前に知っておきたいポイントを具体的に解説します。
メリット
1.金銭的リスクを軽減
まずメリットとして大きいのは、盗難に遭った際の金銭的リスクを軽減できるという点です。高額なロードバイクや電動アシスト自転車が盗まれた場合、数万円〜数十万円の出費が必要になります。しかし盗難保険に入っていれば、一定額が補償されるため、新しい自転車の購入費用に充てることができます。
特に毎日の通勤・通学に使っている人にとっては、大きな安心材料になるでしょう。
2.破損や事故による補償が含まれる場合も
また、最近の保険プランでは破損や事故による補償が含まれているものもあり、盗難以外のリスクにも備えることができます。さらに、一部の保険ではパーツやアクセサリーも補償の対象になるため、カスタムパーツを装着している方にも向いています。
デメリット
1.保険料が継続的に発生する…
一方で、デメリットも見逃せません。まず、保険料が継続的に発生するという点です。例えば年間5,000円程度の保険料でも、数年間にわたって支払いを続ければ、自転車1台分に近い金額になることもあります。盗難被害がなかった場合は、その分が丸ごと「支払っただけ」で終わってしまう可能性もあります。
2.すべての自転車が対象になるわけではない…
また、すべての自転車が対象になるわけではないという点にも注意が必要です。保険商品によっては「100,000円以上の自転車のみ加入可」「購入から90日以内に加入」などの、条件が設定されています。さらに、防犯登録の有無や施錠状態によっては補償が受けられないこともあります。
3.申請に手間がかかることもある…
そして、いざというときの申請手続きにも手間がかかることがあります。盗難届の提出や、購入証明書、鍵をかけていた証拠などを求められる場合があり、スムーズに補償を受けられないケースも考えられます。
このように、自転車盗難保険には安心感という大きなメリットがある反面、コストや条件面でのデメリットも存在します。



自身の自転車の価値や使用頻度、保管環境をよく考えた上で、必要性を判断することが大切です。
自転車盗難保険がおすすめな人とおすすめでない人


自転車盗難保険は、すべての人に必要というわけではありません。日常の使い方や自転車の金額、保管環境などによって、加入の向き不向きがあります。ここでは、どんな人に向いていて、どんな人には必要性が低いのかをわかりやすく説明します。
おすすめな人
1.スポーツバイクや電動アシスト自転車に乗っている人
まず、自転車盗難保険がおすすめなのは高額なスポーツバイクや電動アシスト自転車に乗っている人です。これらの自転車は100,000円を超えることが多く、盗まれた場合の経済的ダメージが大きくなります。ロードバイクやクロスバイクなどは、転売目的で狙われやすいため、保険に加入しておけば金銭的なリスクを大きく減らせます。
2.外出先で駐輪することが多い人
また、外出先で駐輪することが多い人にも、保険は有効です。「駅前・ショッピングモール・飲食店の前」など、不特定多数の人が出入りする場所に停める機会が多い場合は、盗難リスクが高まります。防犯性の高い鍵を使っていても、絶対安全とは言い切れないため、保険で備えておくと安心です。
3.新しい自転車を買う余裕がない人
他にも、盗難時にすぐ新しい自転車を買う余裕がない人にも向いています。補償金で一部でも再購入費をカバーできることで、移動手段を早く取り戻せるのは大きなメリットです。
デメリット
1.安価な自転車に乗っている人…
一方で、おすすめできないのは安価な自転車に乗っている人です。10,000円〜20,000円ほどのシティサイクルやママチャリであれば、盗まれても自費で買い替えたほうが結果的に安くなることもあります。年間数千円の保険料を数年払うより、その分を貯めておいたほうがコストパフォーマンスは良いと言えるでしょう。
2.普段ほとんど自転車に乗らない人…
さらに、普段ほとんど自転車に乗らない人や、完全に室内で保管している人も対象外にしてよいかもしれません。乗る頻度が低ければ盗難に遭う可能性も低くなりますし、常に屋内で管理されていればリスクそのものが小さくなります。
このように、自転車盗難保険の必要性はライフスタイルや自転車の価値によって、大きく変わります。



自分の使い方をよく見直し、「盗まれて困るかどうか」を基準に検討してみてください。
自転車が盗まれやすい色ってある?
自転車の盗難対策を考えるとき、「色によって盗まれやすさが違うのか?」という、疑問を持つ人もいます。実際のところ、色だけで盗難のリスクが決まるわけではありませんが、目立つかどうかは一つの要素として影響することがあります。
黒やシルバーなどの定番色は注意
例えば、「黒やシルバー」などの定番色は市場に出回っている数が多いため、盗まれても目立ちにくいという特徴があります。多くの人が所有しているため、見かけても「盗難車かも」とは思われにくいのです。転売する側から見ても、無難な色の方が売りやすく、盗難の対象にされやすい傾向があります。
鮮やかな色は盗難を避けられることも
一方、「ピンク・オレンジ・ネオンカラー」のような鮮やかな色は目立ちやすく、逆に盗難されにくいという見方もあります。人目を引くため犯人が目立つリスクがあり、盗みにくいと感じる可能性があるからです。また、柄物やステッカーがたくさん貼られている自転車なども、目立つことで転売しづらくなるため、あえて避けられることがあります。
ただし、色だけに注目して防犯対策を怠るのは危険です。いくら目立つ色であっても、施錠が甘かったり、人気のない場所に長時間置かれていたりすれば、盗難に遭うリスクは高まります。つまり、色よりも「管理の仕方」の方がはるかに重要ということです。
また、自転車をカスタムして個性的にすることも、盗難抑止につながります。たとえば、派手なサドルやホイールを付けていたり、オリジナルのステッカーを貼っていたりすると、見分けがつきやすくなり、犯人側も敬遠する傾向があります。
このように、「盗まれやすい色」というものが絶対に決まっているわけではありませんが、目立つ色やカスタマイズされた自転車は防犯効果が高まることがあります。ただし、それ以上に施錠の徹底や保管場所の選び方が、盗難防止には欠かせません。



色だけに頼らず、複数の対策を組み合わせることが大切です。
自転車盗難保険が安くておすすめなのは?


費用を抑えつつ、万が一の盗難に備えたいと考える人にとって、コスパの良い盗難保険を選ぶことは重要なポイントです。実際、保険会社やサービスごとに保険料や補償内容が異なるため、内容をよく比較した上で選ぶ必要があります。
オンライン型の盗難保険
手頃な価格帯で人気があるのは、「オンライン型の盗難保険」です。これらの保険は、月額数百円から加入できるプランがあり、比較的安価な自転車を所有している方や、初めて保険に入る方に適しています。楽天の保険では、ポイントで保険料を支払えるなど、楽天ユーザーにとっての利便性も高いです。
少額短期保険会社が提供する専門保険
もう一つ注目されているのが、「少額短期保険会社が提供する専門保険」です。例えば、ペダルワンでは200,000円未満の自転車に対して年額4,000円前後のプランがあり、スポーツタイプの自転車を持っている人にとっても比較的負担が少なく加入できます。
包括型の保険は高くなることもあるので注意
補償内容を確認すると、安価な保険は盗難だけをカバーしていることが多く、破損や事故には対応していない場合があります。そのため、補償対象が限定されている分、料金が安く設定されているのです。逆に、事故や損傷、第三者への賠償なども含めた「包括型の保険」はやや高額になる傾向があります。
選ぶ際のポイント
選ぶ際のポイントとしては、自転車の使用頻度と価値を基準に考えると良いでしょう。例えば、普段使いで価格が30,000円未満の自転車を持っているなら、保険にかける金額はできる限り抑えたいはずです。このような場合には、加入条件がゆるく、補償内容がシンプルな安価な保険が向いています。
ただし、保険料の安さだけに注目すると、いざというときに補償されないリスクもあるため、加入条件や免責事項をしっかり確認しておくことが大切です。施錠の有無や防犯登録の登録状況が条件に含まれていることもあるため、事前に確認しておきましょう。
このように、安くておすすめの自転車盗難保険を選ぶには、費用と補償内容のバランスを見ることがポイントです。



自転車の使い方に合わせたプラン選びが、損をしない保険活用につながります。
自転車盗難保険がいらないか判断する様々なプラン


- あさひ盗難保険の内容と評判
- 楽天の自転車盗難保証プランは安心できる?
- 損保ジャパン自転車盗難保険の加入条件
- auの自転車盗難保険「すぽくる」とは?
- 自転車盗難保険に関するよくある質問
あさひ盗難保険の内容と評判


自転車専門店サイクルベースあさひが提供している盗難補償サービスは、「サイクルメイト」という名称で知られています。このサービスは、自転車購入時にオプションで加入でき、盗難への備えとアフターサポートをセットにした内容となっています。
項目 | 内容 |
---|---|
補償の仕組み | 盗難時に自己負担を支払い、同等の自転車を再購入できる |
補償期間 | 3年間 |
対象車種 | ママチャリから電動アシスト自転車まで幅広く対応 |
メンテナンスサービス | 3年間の無料点検と修理工賃10%オフが付帯 |
加入費用 | 2〜3万円未満の自転車で約3,000円 |
メリット | 盗難補償に加え、整備面でもサポートが受けられる |
評判(良い点) | 補償とメンテナンスがセットでコスパが良い |
評判(悪い点) | 修理対応が遅い、店舗によりサービスの質に差がある |
注意点 | 防犯登録と施錠の有無など条件を満たさないと補償対象外 |
利用時のポイント | 利用規約を事前にしっかり確認することが重要 |
補償の仕組み
まず、補償の仕組みは非常にシンプルです。自転車が盗まれた場合、加入時に支払った費用と一定の自己負担額を支払うことで、同等クラスの自転車を新たに購入できるというものです。補償期間は3年間で、ママチャリから電動アシスト自転車まで幅広い車種に対応しています。
メンテナンスサービスも受けられる
補償だけでなく、3年間の無料点検や修理工賃の割引(10%オフ)もセットになっているため、「盗難補償+メンテナンスサービス」という点で総合的なサポートが受けられるのが特徴です。日常的に自転車を使う方にとっては、保険と整備の両面で安心材料となります。
加入費用
加入費用は車種によって異なりますが、20,000円~30,000円未満の自転車ではおよそ3,000円程度とされており、比較的手ごろな価格で安心感を得られることも、魅力の一つです。
評判や注意点とは
ただし、評判については一部で注意点も見受けられます。例えば、ネット上では「修理対応が遅かった」「店舗によってサービスの質に差がある」といった声もあります。これはチェーン展開している店舗が全国にあるため、サービスの品質にばらつきが出ることがあるためです。
また、盗難補償の対象となるには「防犯登録をしていること」「鍵をかけていたこと」などの条件があるため、補償が適用されないケースを防ぐためにも、利用規約をしっかり確認しておくことが大切です。
このように、あさひの盗難補償サービスはコストパフォーマンスに優れており、店舗サポートも受けられる点で評価されています。



ただし、過度に期待しすぎず、サービス内容と店舗対応の実情を理解したうえで利用するのが賢明です。
楽天の自転車盗難保証プランは安心できる?
楽天の自転車盗難保証プランは、インターネットから簡単に申し込みができ、手頃な価格帯で基本的な補償が整っている点が大きな特徴です。特に楽天会員にとっては、楽天ポイントを使って保険料を支払える点が魅力といえるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
プラン内容 | 盗難・事故・賠償・ケガの補償を選択可能 |
補償の柔軟性 | 補償金額はニーズに応じてカスタマイズ可能 |
価格設定 | 月額数百円から加入できる |
コストの特長 | オンライン契約により低価格を実現 |
メリット | 日常的に自転車を使う人に安心の補償設計 |
注意点 | 対面サポートがなく、内容確認が自己責任 |
申込み前の確認事項 | 鍵の種類や防犯登録の有無などの条件確認が必須 |
契約形態 | インターネット限定のオンライン契約 |
対象者 | 楽天ユーザーやコスト重視の人に向いている |
プラン内容
このプランでは、自転車の盗難だけでなく、事故における賠償責任やケガの補償もオプションとして付けられるため、日常的に自転車を利用する方にとっては、総合的な安心感が得られる設計となっています。補償金額の設定も柔軟で、加入者のニーズに合わせてカスタマイズできるのがメリットです。
価格設定
また、オンライン専用という特性から、人件費や運営コストを抑えており、月額数百円から加入できる価格設定になっています。そのため、コストを重視する方にとっては非常に導入しやすいプランといえるでしょう。
検討するうえでの注意点
一方で注意したいのは、オンライン契約であるがゆえに、対面での相談やサポートが受けにくいという点です。加入内容の確認不足や、万が一の請求時に戸惑う可能性もあるため、申込み前にしっかりと補償内容を確認することが必要です。
特に、「盗難保証」としてどの条件を満たす必要があるのか(例:鍵の種類、防犯登録の有無など)は必ず事前に確認しておきましょう。
このように、楽天の自転車盗難保証プランは、料金面と補償内容のバランスに優れている一方で、サポート体制や条件確認にやや注意が必要です。



普段から楽天のサービスを使い慣れている人や、基本的な補償をリーズナブルに備えたい人には、安心して選べる選択肢といえるでしょう。
損保ジャパン自転車盗難保険の加入条件


損保ジャパンの自転車保険は、自転車の事故や盗難、損害賠償など幅広いリスクをカバーする保険ですが、「盗難補償」が標準で付いているわけではありません。盗難補償を希望する場合は、特定のプランを選ぶか、付帯オプションを確認する必要があります。
項目 | 内容 |
---|---|
保険商品名 | UGOKU、THE カラダの保険(自転車向け) |
主な補償内容 | 個人賠償責任、ケガ、プランにより盗難や破損 |
加入条件① | 日本国内で使用される自転車であること |
加入条件② | 購入後90日以内の自転車 |
加入条件③ | 保険契約時に車両価格が明記されていること |
加入条件④ | 防犯登録済であること |
加入条件⑤ | 施錠状態で盗難に遭った証明が必要 |
対象となる自転車 | スポーツバイク、電動アシストなど高額車両 |
対象外の自転車 | ママチャリ、子ども用など一部車種 |
補償金額の算定 | 購入金額に基づき年数で減額される場合あり |
契約更新時の注意点 | 補償額の見直しが必要な場合がある |
損保ジャパンが提供する保険商品
まず基本となるのは、損保ジャパンが提供する「UGOKU」「THE カラダの保険(自転車向けプラン)」などの、個人向け保険商品です。これらの保険は主に、個人賠償責任や自身のケガに関する補償が中心ですが、プランによっては自転車の盗難や破損に対するカバーが含まれているものもあります。
加入条件のポイント
加入条件として共通しているのは、以下のようなポイントです。
- 日本国内で使用される自転車であること
- 購入日から一定期間内(多くは90日以内)であること
- 保険契約時に車両価格が明記されていること
- 防犯登録が済んでいること
- 施錠されていた状態で盗難に遭ったと証明できること
保険対象になる自転車
また、保険対象となる自転車は、スポーツバイクや電動アシスト自転車など高額な車種に限られることもあります。通称ママチャリや子ども用自転車が対象外となるケースもあるため、プランの詳細をよく確認することが大切です。
盗難に遭った際の補償金額
さらに、盗難に遭った際の補償金額は、保険加入時の「協定保険価額(購入金額など)」に基づいて計算されますが、年数の経過によって減額されることもあるため、契約更新時には金額の見直しも必要です。
このように、損保ジャパンで盗難補償を利用するには、加入条件や補償内容の詳細に注意する必要があります。



特に補償がセットされていないプランもあるため、盗難対策を重視したい場合は、プラン選定時に「盗難補償が含まれているか」を必ず確認しましょう。
auの自転車盗難保険「すぽくる」とは?
auの自転車盗難保険すぽくるは、SBI日本少額短期保険とau損保が共同で提供する、スポーツ自転車向けの盗難・損傷補償がセットになった保険です。購入金額100,000円以上のスポーツバイクを対象に、万が一のトラブルに備えられる内容となっています。
項目 | 内容 |
---|---|
保険の特徴 | 購入年数に関係なく盗難・損傷を補償 |
盗難補償 | 施錠状態で盗難に遭った場合、購入金額を上限に補償 |
全損補償 | 修理不能時に購入金額の100%を補償 |
半損補償 | 修理費が購入額の50%以上なら購入額の50%を補償 |
保険料 | 年額4,920円〜(100,000円の自転車の場合) |
契約期間 | 1年または2年契約を選択可能 |
加入タイミング | 好きなタイミングで加入可能 |
補償対象の条件① | 購入金額が100,000円以上であること |
補償対象の条件② | 購入時のレシートと防犯登録の証明が必要 |
補償プランの形式 | 盗難・全損・半損のセット補償のみ |
個別補償の可否 | 補償内容を個別に選ぶことは不可 |
保険の特徴
この保険の最大の特徴は、購入からの年数に関係なく、盗難や損傷に対して補償が受けられる点です。ロードバイクやクロスバイクなど、比較的高額な自転車を長期間愛用している方にも対応できる保険といえるでしょう。
補償内容
補償内容は、以下の通りです。
盗難補償:施錠していたにも関わらず盗難に遭った場合、購入金額を上限に保険金が支払われます。
全損補償:衝突や墜落などで修理不能になった場合、購入金額の100%が補償対象になります。
半損補償:修理費が購入金額の50%以上かかる場合、購入金額の50%が支払われます。
保険料は年額で決まっており、自転車の購入価格に応じて変動します。たとえば、100,000円の自転車であれば4,920円、200,000円なら9,840円といった具合です。1年または2年契約が可能で、好きなタイミングで加入できるのも魅力です。
知っておきたい注意点
ただし、以下のような注意点もあります。
- 補償対象となるのは、購入金額10万円以上の自転車のみ
- 加入には購入時のレシートや防犯登録の証明が必要
「盗難・全損・半損」の3つすべてを含んだセット加入しかできません。個別での補償は選べません。
このようにすぽくるは、補償内容が明確かつ手厚く、長くスポーツバイクに乗る人や、観光・サイクリングを頻繁に行う人にとって頼もしい選択肢となる保険です。



一方で、安価な自転車や日常使いのシティサイクルにはややオーバースペックとなる場合があるため、自転車の価値や用途に応じて検討することが大切です。
自転車盗難保険に関するよくある質問


自転車盗難保険について検討する際、多くの方が気になる疑問があります。ここでは代表的な質問とその答えをわかりやすく紹介します。
- 保険に加入できる自転車の条件は?
-
多くの盗難保険では「購入金額が一定以上」「新車である」「購入後〇日以内」といった条件があります。例えば、「ZuttoRide」は購入後90日以内、「すぽくる」は10万円以上の自転車が対象です。中古車や譲渡車も加入可能な保険もありますが、購入証明書などの書類が必要になることがあります。
- 補償対象となるのはどんなケース?
-
基本的には「施錠していた状態で盗まれた」場合が補償対象です。また、保険によっては事故による破損(全損・半損)も対象になる場合があります。ただし、「鍵をかけていなかった」「防犯登録をしていなかった」といった場合は補償外になる可能性が高いため、条件をしっかり確認しておくことが大切です。
- パーツやアクセサリーの盗難も補償される?
-
一部の保険では、パーツやアクセサリーも対象となる場合があります。ただし、これも条件があり、契約時に自転車本体の一部として申告していなければ補償外になることがほとんどです。後付けしたパーツを補償対象にするには、再加入またはプラン変更が必要になることもあります。
- 火災保険や家財保険でも盗難は補償される?
-
はい。火災保険の中には「家財補償」の一環として、自宅敷地内での盗難をカバーできるプランがあります。ただし、屋外や外出先での盗難は対象外になることが多いため、使い分けが必要です。
- 盗難に遭った場合、どうすればいい?
-
まず警察に盗難届を出し、受理番号を取得してください。次に、加入している保険会社に連絡し、必要書類を提出します。多くの場合、防犯登録情報・購入証明書・盗難届の控えが必要になります。書類が不備だと補償を受けられないこともあるので、事前に確認しておくと安心です。
このように、自転車盗難保険にはさまざまな条件やルールがあります。



契約前に内容をしっかり比較し、自分の自転車と使用環境に合った保険を選ぶことが大切です。
本当に自転車盗難保険はいらないのか?ポイント総括
記事のポイントを、まとめます。
- 高額なスポーツバイクや、電動アシスト自転車には盗難保険が有効
- 自転車盗難保険は購入金額の一部、または全額を補償する仕組み
- 補償には、防犯登録や施錠などの条件が求められる
- 購入後90日以内など、加入期限が設定されている場合がある
- 破損や事故にも対応する、保険プランが存在する
- 安価なシティサイクルの場合は、保険料の方が高くつくこともある
- 通勤・通学などで日常的に使う人は、補償の恩恵を受けやすい
- 鮮やかな色の自転車は目立ちやすく、盗まれにくい傾向がある
- オンライン型や少額短期保険は、保険料が安く加入しやすい
- あさひの盗難補償は、メンテナンス特典もありコスパが高い
- 楽天の盗難保険は、ポイント支払いができ利便性がある
- 損保ジャパンは、盗難補償がセットでないプランもあるため要確認
- au「すぽくる」は、10万円以上のスポーツ自転車専用の補償設計
- 申請には、盗難届や購入証明などの手続きが必要で手間がかかる
- 保険によっては、パーツやアクセサリーも補償対象になる場合がある
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