クロスバイクに乗る際、服の裾がチェーンに触れて汚れてしまう経験をしたことがある方も、多いのではないでしょうか。特に通勤や街乗りでクロスバイクを利用している場合、見た目と快適性の両立が求められます。そこで注目されているのが、クロスバイクにチェーンカバーを後付けするという、選択肢です。
この記事では、チェーンカバーの種類や選び方のコツ、メリットデメリットを具体的にご紹介します。さらに、クロスバイクにチェーンカバーをつけるのはダサいという声など、見た目に関する不安にも触れつつ、実用性とデザインのバランスを考慮した、おすすめのチェーンカバーも厳選してご紹介します。
また、チェーンカバーを交換する際の費用や自分で交換できるのかといった、実践的な情報もカバー。加えて、チェーンカバーが割れた際の対処法についても解説。装着後の維持管理に関しては、チェーンカバー装着時の掃除やメンテナンスのポイントをわかりやすくまとめています。

これからチェーンカバーの後付けを検討している方にとって、必要な情報が網羅されているので参考にしてください。
【記事のポイント】
1.チェーンカバーの、種類と選び方のポイント
2.チェーンカバーを取り付ける、メリットデメリット
3.自分で交換・修理できるかどうかの、判断基準
4.取り付け後の、メンテナンスや費用の目安
クロスバイクのチェーンカバー後付けの基本情報


- チェーンカバーの種類と選び方のコツ
- チェーンカバーのメリットデメリット
- クロスバイクにチェーンカバーはダサい?
- クロスバイクにおすすめのチェーンカバー
- チェーンカバーを交換する際の費用
チェーンカバーの種類と選び方のコツ


チェーンカバーには大きく分けて2種類あり、それぞれ特徴が異なります。選ぶ際は、自転車の使用目的や自分のスキルレベルに合わせることが重要です。
チェーン全体を覆うタイプ
まず、一つ目は「チェーン全体を覆うタイプ」です。こちらはチェーンやチェーンリングの外側から全体をカバーする構造になっており、服の巻き込みやオイル汚れをしっかり防いでくれます。見た目にやや存在感がありますが、汚れや雨からチェーンを守る効果も高く、メンテナンスの頻度を減らせる点が魅力です。
ただし、取り付けにやや手間がかかるため、工具や作業に慣れていない人にとってはハードルが高いかもしれません。
チェーンリング部分だけを覆うタイプ
もう一つは、「チェーンリング部分だけを覆うタイプ」です。これは前方ギアのリングを部分的にカバーするもので、目立ちにくく、軽量なのが特徴です。クロスバイクのデザインを損なわずに、ズボンの裾などが巻き込まれるのを防ぐことができます。ただし、チェーンそのものはむき出しになるため、チェーンの汚れやサビを防ぐ効果は限定的です。
選び方のポイント
選び方のポイントとしては、まず自転車のクランクやチェーンリングのサイズに対応しているかを確認することが欠かせません。特にチェーンリングの歯数や、ボルトのピッチ(PCD/BCDと表記される場合もあります)などは重要です。汎用タイプであっても、装着できるかどうかはパーツの互換性によって変わります。
使用シーンも考慮する
また、「使用シーン」も考慮しましょう。通勤や街乗りがメインなら、服装を守ることを優先してフルカバータイプが適しています。一方で、スポーツライド中心で軽さを重視したいなら、リングカバータイプが向いています。



このように、自分のニーズと自転車の仕様に合わせて、チェーンカバーの種類を選ぶことが快適なサイクルライフにつながります。
チェーンカバーのメリットデメリット
チェーンカバーをクロスバイクに取り付けると、服の汚れ防止やチェーンの保護といった多くの利点があります。一方で、見た目やメンテナンス性に影響する点もあり、取り付け前にメリットデメリットをしっかり理解しておくことが大切です。
メリット
1.ズボンやスカートの裾を守る
まず、メリットの一つは「ズボンやスカートの裾」がチェーンに巻き込まれるのを、防げることです。特に通勤や通学で普段着を着用している場合、オイルによる汚れや破れのリスクを減らせるのは大きな安心材料になります。
2.チェーンの汚れを抑えられる
次に、「チェーンの汚れを抑えられる」点も見逃せません。全体を覆うタイプのカバーであれば、泥や砂、雨水がチェーンに直接当たるのを防げるため、サビや摩耗の進行を遅らせることができます。結果として、清掃や潤滑といったメンテナンスの手間が減り、チェーンの寿命も延びやすくなります。
デメリット
1.見た目の変化…
ただし、良い面ばかりではありません。デメリットのひとつは、「見た目の変化」です。クロスバイクはスタイリッシュでシンプルなデザインが特徴ですが、大きめのチェーンカバーを付けることで印象が変わり、「スポーティさが損なわれる」と感じる方もいます。
2.チェーン周りの掃除がしにくくなる…
また、カバーがあることで「チェーン周りの掃除がしにくくなる」点も、注意が必要です。特にフルカバータイプでは、清掃や注油の際にカバーを外す必要が出てくることもあります。
さらに、取り付けには工具やパーツへの知識が求められる場合があり、自転車に不慣れな方にはややハードルが高くなる可能性もあります。
このように、チェーンカバーには実用性と見た目のバランスを考慮した判断が求められます。



取り付けの目的を明確にし、ライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
クロスバイクにチェーンカバーはダサい?


「クロスバイクにチェーンカバーをつけるとダサくなるのでは?」と、気にする方は少なくありません。確かに、スポーティでスリムな外観を重視するクロスバイクにとって、後付けパーツはデザインに影響を与える可能性があります。
スタイリッシュさを失う懸念も…
そもそもクロスバイクは、スピード感や軽快さを求めて設計されているため、標準装備にチェーンカバーが付いていないことが多いです。このため、カバーを取り付けると「本来のスタイルから外れてしまう」と感じる人もいます。
特に、厚みのあるフルカバータイプを装着した場合は、見た目にインパクトが出やすく、スタイリッシュさを損なう印象を持たれることもあります。
実用性を優先することが重要
一方で、街乗りや通勤・通学を目的とする方にとっては、「実用性を優先することが重要」です。洋服の裾が汚れたり、チェーンに巻き込まれたりするリスクを防げるチェーンカバーは、機能面で非常に役立ちます。見た目よりも日々の使いやすさを重視するなら、チェーンカバーの導入は理にかなった選択です。
デザイン性に優れた製品も増えている
また、近年は目立ちにくく「デザイン性に優れた製品」も増えてきています。ブラックやクリア素材のチェーンカバーであれば車体になじみやすく、見た目の違和感も最小限に抑えられます。シンプルで細身なリングカバータイプであれば、クロスバイクの外観を大きく変えずに実用性を確保できます。
このように考えると、ダサいかどうかは主観による部分が大きく、何を重視するかによって判断は変わります。



自転車の使い方や服装、そして見た目に対するこだわりに合わせて選ぶことが、自分にとって納得のいくスタイルにつながるでしょう。
クロスバイクにおすすめのチェーンカバー
クロスバイクにチェーンカバーを後付けするなら、見た目と実用性のバランスが取れた製品を選ぶことが重要です。特に街乗りや通勤で使う場合は、服の汚れ防止やチェーンの保護を優先しつつ、スタイリッシュさも意識したいところです。
製品名 | 特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
AKI WORLD 変速車対応アルミチェーンカバー | アルミ製・形状調整可能 | 軽量で丈夫、幅広い自転車に対応、シンプルなデザイン |
OGK技研 ATBチェーンカバー(MG-001) | コンパクト設計・工具不要 | 必要範囲をしっかり保護、取り付け簡単で実用的 |
シマノ チェーンガード | チェーンリング用・ドライバーで取付 | 初心者向き、すっきりした見た目、ALTUSクランク対応 |
BULLSPANN チェーンホイールカバー(クリア) | 透明素材・ネジ固定式 | 目立ちにくくスタイリッシュ、デザイン重視の方向け |
1.AKI WORLD 変速車対応アルミチェーンカバー
おすすめの一つは、「AKI WORLD 変速車対応アルミチェーンカバー」です。この製品はアルミ製で軽量かつ丈夫。チェーンのサイズに合わせて自分で形を調整できるため、幅広い自転車に対応可能です。シンプルなデザインなのでクロスバイクの外観にもよくなじみます。


2.OGK技研 ATBチェーンカバー(MG-001)
また「OGK技研 ATBチェーンカバー(MG-001)」も、人気があります。コンパクト設計で、専用工具が不要な点が特徴です。必要最低限のカバー範囲ながら、ズボンの裾が触れやすい部分をしっかり保護してくれるため、実用性重視の方に向いています。


3.シマノ チェーンガード
チェーンリングのみをカバーするタイプでは、「シマノ チェーンガード」も選択肢に入ります。シマノ製クランク(特にALTUSなど)に対応し、プラスドライバーだけで簡単に取り付けができるため、初心者にも扱いやすい商品です。見た目がすっきりしており、クロスバイクのスタイルを損ねにくいのもメリットです。


4.BULLSPANN チェーンホイールカバー(クリア)
さらに、見た目に配慮したい方には、「BULLSPANN チェーンホイールカバー(クリア)」もおすすめです。透明な素材で目立ちにくく、簡単なネジ固定で装着できます。デザイン性を重視するユーザーには魅力的な選択肢となるでしょう。


このように、クロスバイクに合ったチェーンカバーは、「取り付けやすさ・デザイン・保護範囲」の3点を軸に選ぶと失敗しにくくなります。



用途やライフスタイルに合わせて、自分に最適な製品を選びましょう。
チェーンカバーを交換する際の費用


チェーンカバーを交換する際にかかる費用は、カバーの種類や取り付け方法、使用するパーツによって大きく異なります。特にクロスバイクの場合、市販の後付けチェーンカバーを選ぶことが多く、価格帯は幅広くなっています。
項目 | 内容 |
---|---|
市販の汎用チェーンカバー | 1,000円〜3,500円程度で購入可能。プラスチック製が多く、ドライバーで取付可能 |
金属製・アルミ製チェーンカバー | 3,000円〜6,000円程度。高耐久で長距離や雨天向き |
自分で取り付ける場合 | 工具があれば追加費用なし。専用工具が必要な場合は1,000円〜2,000円程度 |
ショップに依頼する場合 | 工賃は700円〜1,500円程度。ペダル脱着が必要な場合は追加で約800円 |
市販の汎用タイプのチェーンカバー
まず、市販されている汎用タイプのチェーンカバーは、1,000円〜3,500円前後で購入できる製品が多く見られます。例えば、プラスチック製のチェーンリングカバーであれば比較的安価で、ドライバー1本で取り付け可能な商品も多いため、コストを抑えたい人にはおすすめです。
金属製やアルミ素材のチェーンカバー
一方、金属製やアルミ素材のチェーンカバー、あるいはチェーン全体を覆う大型タイプになると、3,000円〜6,000円程度になる場合もあります。こうした製品は耐久性が高く、チェーンの保護性能も優れているため、雨天走行や長距離ライドが多い方には適しています。
取り付けを自分で行う場合
取り付けを自分で行う場合、道具を持っていれば追加費用はかかりませんが、専用工具が必要な製品だと、工具を買い揃えるコストも発生します。工具代はおおよそ1,000円〜2,000円ほど見込んでおくと良いでしょう。
自転車ショップに取り付けを依頼する場合
また、自転車ショップに取り付けを依頼する場合、作業工賃として700円〜1,500円程度が相場です。カバーの脱着にペダルの取り外しが必要な場合などは、追加料金(約800円前後)がかかることもあります。
例えば、フルカバータイプのチェーンケースを交換し、ペダル脱着が必要な場合、合計で5,000円〜7,000円程度になるケースもあります。純正品であればさらに高額になり、8,000円前後になることも珍しくありません。
このように、交換費用は商品代に加えて、取り付け方やサービス利用の有無で変わってきます。



まずは自分で取り付けが可能かを確認し、難しそうな場合は専門店に見積もりを依頼すると安心です。
クロスバイクのチェーンカバー後付けの実用ガイド


- チェーンカバーは自分で交換できるのか?
- チェーンカバーが割れた際の対処法
- プラスチックチェーンカバーが割れた場合に修理可能?
- チェーンカバー装着時の掃除やメンテナンス
- クロスバイクのチェーンカバー後付けでよくある質問
チェーンカバーは自分で交換できるのか?


チェーンカバーの交換は、多くの場合で自分でも対応可能です。特に工具がほとんどいらないタイプや、簡単なネジ止め式の製品であれば、初心者でもスムーズに取り付けることができます。ただし、自転車のパーツ構成やカバーの種類によっては、やや難易度が上がるケースもあるため、事前の確認が重要です。
例えば、チェーンリングカバーの多くは、プラスドライバーだけで取り付け可能な設計になっています。このタイプはクランクを外す必要がなく、カバーをリングに沿って装着し、数本のビスで固定するだけです。必要な工具も少なく、比較的短時間で作業を完了できます。
一方で、チェーン全体を覆うタイプや、チェーンステーやシートチューブにブラケットを取り付ける製品は、フレームの構造やチェーンの長さに応じて調整が必要です。こうしたタイプは、位置合わせがうまくいかないと干渉やズレが発生する可能性があるため、少し作業に慣れている方に向いています。
また、ペダルやクランクを外す必要がある場合は、「コッタレスクランク抜き」などの専用工具が必要になることがあります。工具を持っていない方や、分解作業に不安がある方は、無理をせず自転車ショップに依頼するのが無難です。
このように、チェーンカバーの交換は製品の仕様や自転車の構造によって、難易度が変わります。まずは自分の自転車に対応した製品かを確認し、簡単に装着できるタイプから試してみると安心です。



うまくいかない場合は、途中で作業を止めて専門店に相談するのも一つの方法です。
チェーンカバーが割れた際の対処法
チェーンカバーが割れてしまった場合は、状態に応じて「修理」「交換」を選ぶことになります。どちらにしても、安全面やチェーンの保護機能を損なわないよう、早めに対応することが大切です。


1.小さなヒビや部分的な欠け
「小さなヒビや部分的な欠け」であれば、市販の補修材で一時的に修理できることがあります。たとえば、プラスチック専用の接着剤やエポキシ樹脂を使えば、ある程度の強度を確保しながらひび割れをふさぐことが可能です。外観は完璧でなくても、機能的に問題がなければ応急処置として有効です。
2.チェーンに干渉している場合は修理不可
しかし、割れた部分が広範囲にわたる場合や、カバーが変形してチェーンに干渉している場合は、修理では対応しきれません。このようなケースでは、事故やケガのリスクを避けるためにも、迷わずカバーを新しいものに交換しましょう。
3.割れたカバーの破片に注意
また、割れたカバーの破片が残っている状態で走行するのは非常に危険です。尖った部分が衣類や体に引っかかる可能性があるため、完全に外すか、応急処置をして使用するか、判断を慎重に行いましょう。
なお、交換する際は自転車のチェーンサイズやフレーム形状に合った製品を選ぶことが必要です。取り付けの互換性がないと、せっかく購入しても装着できない可能性があります。
このように、チェーンカバーの割れは放置せず、状態をよく見て修理か交換の判断を行うことが安全で快適な走行につながります。



必要に応じて、自転車ショップでの確認もおすすめです。
プラスチックチェーンカバーが割れた場合に修理可能?


プラスチック製のチェーンカバーが割れた場合、状態によっては修理することも可能です。ただし、修理できるかどうかは「割れ方の程度」「取り付け部のダメージ具合」によって、判断が分かれます。
例えば、ひび割れや小さな欠け程度であれば、プラスチック用の接着剤やエポキシ樹脂を使って補修することができます。市販の強力接着剤は、乾燥後にある程度の強度が出るため、軽度な損傷であればしばらく使用を継続できるでしょう。外側から補強のために補修テープを貼るのもひとつの方法です。
一方で、複数箇所が割れている、取り付け部分が割れている、全体が変形しているといった状態では、補修しても十分な強度が得られず、安全面に不安が残ります。そのまま使い続けると、走行中にカバーが外れてチェーンに巻き込まれるなどのリスクも考えられます。
また、修理ができたとしても、元のデザイン性やフィット感が損なわれることがあります。見た目を重視する方や、頻繁に乗る人にとっては、思い切って交換を選ぶ方が現実的です。
さらに注意すべき点として、接着剤の種類によってはプラスチック素材に合わないこともあります。適切でない接着剤を使うと、かえって素材を劣化させてしまう可能性があるため、購入前に素材対応を確認しましょう。
このように、プラスチックチェーンカバーの修理は応急処置としては有効ですが、耐久性や安全性を考えると、状態が悪ければ交換を優先することが望ましいと言えます。



状況に応じて判断し、不安がある場合は専門店に相談すると安心です。
チェーンカバー装着時の掃除やメンテナンス
チェーンカバーを装着したクロスバイクでは、チェーン周りの掃除やメンテナンスの方法が少し変わってきます。カバーがあることでチェーンが外部から保護される一方、清掃や潤滑作業にひと手間かかる点もあります。


カバーを外さずメンテナンスする場合
まず「カバーを外さずにメンテナンスを行う場合」は、チェーンの見える範囲を重点的に清掃・注油するのが一般的です。市販のチェーンルブ(潤滑油)には、ノズル付きのスプレータイプもあるため、カバーの隙間から注油できる製品を選ぶと便利です。
ただし、この方法ではチェーン全体をまんべんなくケアするのは難しいため、定期的にカバーを外して本格的な掃除を行うことをおすすめします。
素材がプラスチックやポリカーボネート製の場合
チェーンカバーの素材が「プラスチックやポリカーボネート製の場合」は、中性洗剤を使ったやさしい洗浄が基本です。強い洗剤や溶剤は素材を劣化させてしまう可能性があるため避けましょう。汚れが蓄積しやすい裏側も見落とさず、柔らかい布やブラシを使って丁寧に拭き取ると、見た目もきれいに保てます。
ネジやブラケットの緩みチェック
また、チェーンカバーを固定する「ネジやブラケットの緩みチェック」も重要です。振動でネジが徐々に緩むことがあるため、掃除のついでに増し締めをするだけでトラブルを防げます。ひび割れや欠けなど、パーツの劣化にも早めに気づけるので、点検を習慣にしておくと安心です。
さらに、雨天後にはチェーンの水分をしっかり拭き取り、乾いてから注油することが基本です。カバーがあるからといって油断すると、内部でサビが進行することもあります。
このように、チェーンカバー装着車はメンテナンスのやり方を少し工夫することで、見た目と性能の両立が可能になります。



負担を減らしながら自転車を長く快適に使うためにも、定期的な清掃と点検を忘れずに行いましょう。
クロスバイクのチェーンカバー後付けでよくある質問


クロスバイクにチェーンカバーを後付けする際、初めての方が疑問に思いやすいポイントはいくつかあります。ここでは、実際によく聞かれる代表的な質問とその答えを分かりやすくまとめました。
- 自分のクロスバイクにチェーンカバーが取り付けられるか分からないのですが?
-
チェーンカバーはすべてのクロスバイクに対応しているわけではありません。取り付けには、チェーンリングの歯数・クランクアームの種類・固定ボルトの位置や間隔(PCD)などを確認する必要があります。製品ごとの対応表を参考にするか、迷った場合は自転車ショップに相談するのが確実です。
- 取り付けに特別な工具は必要ですか?
-
製品によります。ネジ固定のみのタイプであれば、プラスドライバー1本で済むものもありますが、クランクを外すタイプやチェーンステーに取り付けるタイプは専用工具が必要になる場合があります。購入前に説明書や商品説明を確認して、工具が必要かどうかをチェックしましょう。
- チェーンカバーをつけるとペダリングが重くなりますか?
-
通常の走行では、カバーの影響でペダリングが重くなることはほとんどありません。ただし、取り付けがずれてチェーンと接触していると抵抗が生まれます。装着時は必ず干渉がないかを確認してください。
- チェーンカバーを外すのは簡単ですか?
-
シンプルなネジ留めタイプであれば、取り外しは比較的簡単です。反対に、フレームにブラケットを取り付けるタイプや、ペダル・クランクを外す必要がある場合は、一度付けたカバーを外すのに手間がかかることもあります。メンテナンスの頻度も考慮して選ぶと良いでしょう。
- カバーが目立ってしまうのが気になります。何か工夫はできますか?
-
カバーの見た目が気になる方には、クリアタイプやマットブラックの製品、リング部分のみを覆うカバーが人気です。なるべくフレームに近い色を選ぶことで一体感が出やすく、目立ちにくくなります。
このように、後付けのチェーンカバーにはいくつかの選び方や取り付けのコツがあります。



事前に情報を押さえておけば、失敗を避けつつ安全で快適なカスタマイズが可能です。
クロスバイクのチェーンカバー後付けのポイント総括
記事のポイントを、まとめます。
- チェーンカバーには、全体カバーとリングカバーの2種類がある
- 全体カバーは、汚れ防止とチェーン保護に優れている
- リングカバーは、軽量で目立ちにくく見た目を損ねにくい
- チェーンリングの歯数や、PCDの確認が製品選びの前提
- 通勤・街乗り用なら、フルカバーが向いている
- スポーツ走行中心なら、リングカバーが適している
- 裾の汚れや巻き込み防止に、大きな効果がある
- 雨や泥からチェーンを守り、メンテナンスの負担を軽減できる
- 見た目に違和感を感じる人もいるため、デザイン選びが重要
- 透明や黒系のカバーは目立ちにくく、外観と調和しやすい
- 市販品の価格は、1,000円〜6,000円と幅がある
- 工具が不要なタイプなら、初心者でも取り付け可能
- 割れたカバーは軽度なら補修、重度なら交換が必要
- 装着後はネジの緩みや汚れに注意し、定期点検が必要
- 自転車に合った製品を選ぶことで、安全性と利便性を両立できる
【参考】
>>クロスバイクにカゴってダサいの?イメージ回避の選び方と実用ガイド
>>クロスバイクグラベル化の方法って?基礎知識と成功させるコツを解説
>>クロスバイクのギアでやってはいけないこと?選び方や調整のコツとは
>>クロスバイクはスピード重視で失敗しない?最適な選び方とカスタム術