マウンテンバイクに興味を持ったものの、「買って後悔しないか不安…」と感じている人は少なくありません。特に初心者の方などは、失敗のない選び方を知りたいと考えているはずです。
この記事では、マウンテンバイクで後悔しないポイントを中心に、購入前に知っておくべき知識をわかりやすく解説していきます。マウンテンバイクのメリットデメリットはもちろん、マウンテンバイクの選び方や街乗りでの疲れやすさ、クロスバイクとの違いなど、気になる疑問に丁寧に答えていきます。
また、マウンテンバイクのサイズ選びの重要性や、長距離走行する際の注意点、コスパ良なおすすめのマウンテンバイクといった、実用的な情報も紹介。さらに、初心者でも選びやすいマウンテンバイクの人気ランキングも掲載しています。
これから購入を考えている方にとって、納得の一台を見つけるための道しるべとなる記事です。

後悔のない選択をするために、ぜひ最後までチェックしてみてください。
【記事のポイント】
1.マウンテンバイク購入で、後悔する主な原因
2.使用目的に合った、マウンテンバイクの選び方
3.街乗りや長距離での、注意点と対策
4.初心者向けおすすめモデルと、人気ランキング
マウンテンバイクで後悔する前に知っておきたい知識


- マウンテンバイクで後悔しないポイント
- マウンテンバイクのメリットデメリット
- 初心者向けのマウンテンバイクの選び方
- マウンテンバイクは街乗りだと疲れる?
- マウンテンバイクとクロスバイクならどっちがいい?
マウンテンバイクで後悔しないポイント


マウンテンバイクの購入で後悔しないためには、「目的」「環境」に合った選び方をすることが大切です。
なぜなら、マウンテンバイクは本来、山道や不整地を走るために設計された自転車であり、街乗りや通勤など日常用途とは想定が異なるためです。そのギャップを理解せずに選んでしまうと、期待と現実にズレが生じて使わなくなるケースがよくあります。
例えば、舗装路が中心の移動が多い人が、サスペンション付きでタイヤの太いマウンテンバイクを選んでしまうと、「重い」「スピードが出ない」「疲れる」と感じやすくなります。これは、走行抵抗が大きい設計や、スピード重視ではないギア構成によるものです。
後悔を避けるための、具体的なポイントは以下の通りです。
1.使用目的を明確にする
街乗りが中心か、山道などのオフロードを走る機会があるのかを先に考えましょう。街乗りがメインであれば、タイヤを細めにカスタムできるモデルや、ロックアウト機能のあるサスペンション付きバイクが便利です。
2.保管場所の確認
マウンテンバイクはサイズが大きく、ハンドル幅も広いため、マンションの玄関や室内での保管が難しいことがあります。玄関先にスペースがないと毎回分解が必要になるなど、手間がかかります。
3.サイズ選びを妥協しない
自分の体格に合わないサイズを選ぶと、乗り心地が悪くなり、肩こりや腰痛の原因になります。専門店で試乗し、自分に合ったサイズを確認することが重要です。
4.カスタマイズの前提で考える
街乗りに向いていないと感じたとしても、サドル、ハンドル、タイヤの交換で乗り心地が大きく変わります。最初からカスタムを前提に選ぶと満足度が高くなります。
このように、マウンテンバイクを買ってから「思っていたのと違った…」と後悔しないためには、用途に合ったスペック、サイズ、保管環境などを事前にチェックしておくことが欠かせません。



選び方ひとつで、自転車ライフの充実度が大きく変わります。
マウンテンバイクのメリットデメリット
マウンテンバイクは、悪路を力強く走破できる性能が魅力のスポーツバイクです。ただし、すべての環境や使い方に適しているわけではありません。購入前にメリットとデメリットを正しく理解することで、自分に合った選択がしやすくなります。
マウンテンバイクのメリット


1.走破性の高さ
1つ目は、「走破性の高さ」です。太くてグリップ力のあるタイヤとサスペンションの装備により、砂利道や段差、ぬかるみなどもスムーズに走ることができます。街中でも歩道の段差やアスファルトのひび割れを気にせず快適に走れるのは、マウンテンバイクならではの強みです。
2.安定感のある操作性
2つ目は、「安定感のある操作性」です。広めのハンドルと直立に近いポジションにより、初心者でもバランスをとりやすく、低速でもふらつきにくいのが特徴です。特に悪天候や視界の悪い状況でも安心して走れる点は、日常利用でも重宝されます。
3.カスタマイズの自由度
3つ目は、「カスタマイズの自由度」です。サスペンションのセッティングや、街乗り用タイヤへの交換、キャリアやライトの装着など、自分の使用環境に合わせて変更しやすい設計が多くなっています。
マウンテンバイクのデメリット


1.舗装路でのスピード性能…
まず「舗装路でのスピード性能」に、劣ることが挙げられます。タイヤが太くてゴツゴツしているため、抵抗が大きく、同じ力で漕いでもロードバイクほど速くは進みません。平坦な道でもやや重たく感じる場合があります。
2.重量のある車体…
次に「重量のある車体」も、マイナス要素です。マウンテンバイクは頑丈な設計がされているため、一般的に13〜15kgほどの重さがあります。持ち運びや階段での移動、輪行(電車に持ち込むこと)には不向きです。
3.保管スペースを選ぶサイズ感…
また「保管スペースを選ぶサイズ感」も、ネックになることがあります。ハンドルが広く、ホイールベースも長いため、マンションの室内や狭い玄関では置き場所に困ることがあります。駐輪場でもサイズの関係でスペースを占有しがちです。
見た目に対する好みや、用途のギャップも見過ごせません。アウトドア感の強いデザインは、オフィスへの通勤などには場違いに感じられることもあります。
このように、マウンテンバイクには頼もしい性能と同時に、日常使いでは不便と感じるポイントもあります。



どの場面で使うのかを明確にし、必要な機能と気になる点のバランスをとることが、満足のいく選び方につながります。
初心者向けのマウンテンバイクの選び方


マウンテンバイクを初めて選ぶときは、「どんな道を走るか」「どれくらいの頻度で乗るか」を基準にすると、失敗しにくくなります。見た目の好みだけで選んでしまうと、乗りにくさや手入れの大変さに後悔することもあります。
フレームタイプを意識する
最初に注目したいのは、フレームのタイプです。初心者には「ハードテイル」と呼ばれる前輪のみサスペンション付きのモデルが扱いやすく、価格も手ごろです。フルサスペンション(前後にサスペンションがあるタイプ)は衝撃吸収性に優れていますが、価格や重量が上がるため、初めての1台には向かないことがあります。
タイヤのサイズを意識する
次に見るべきは、タイヤのサイズです。一般的に27.5インチと29インチが主流ですが、小柄な方や取り回しやすさを重視するなら27.5インチ、大柄な方や直進安定性を重視するなら29インチがおすすめです。
ブレーキの種類を確認する
また「ブレーキの種類」も、確認しておきましょう。街乗りや軽い山道が中心なら、制動力が高くメンテナンスもしやすい油圧ディスクブレーキが安心です。機械式ディスクやVブレーキもありますが、性能や耐久性は油圧式に一歩譲ります。
変速機については、シンプルな1×10や1×11速の構成が初心者には扱いやすいです。前ギアが1枚で済むため、変速に迷うことが少なく、操作にすぐ慣れます。
フレームサイズも重要
さらに、自分に合った「フレームサイズ」を選ぶことも非常に重要です。身長だけで判断するのではなく、足の長さや腕の長さに合ったサイズを選ばないと、肩こりや腰痛の原因になることがあります。購入時には、必ず試乗やフィッティングをしてもらいましょう。
最後に、信頼できる販売店を選ぶことも大切です。初心者は特にメンテナンスや調整が必要になるため、購入後のサポート体制が整っているショップを選ぶと安心です。
このように、初心者がマウンテンバイクを選ぶ際は、スペックよりも「使いやすさ」「メンテナンス性」を重視したモデルから、始めることがポイントです。



段階を踏んでステップアップしていけば、もっと自由にマウンテンバイクの世界を楽しめるようになります。
マウンテンバイクは街乗りだと疲れる?
マウンテンバイクは悪路に強い設計がされていますが、街乗り中心の使い方では「思ったより疲れる…」と感じることもあります。これは、車体構造やパーツの特徴が舗装路向きではないためです。


車体の重さ
まず「車体の重さ」が、街乗りでの疲労感につながりやすい要因です。マウンテンバイクは頑丈なフレームや太いタイヤ、サスペンションなどを備えているため、重量が13〜15kgほどになります。これはクロスバイクやロードバイクより数kg重い場合があり、坂道やストップ&ゴーの多い市街地では負担を感じやすくなります。
タイヤの抵抗
次に「タイヤの抵抗」も、見逃せません。マウンテンバイクはオフロード用のブロックタイヤが標準装備されており、舗装路では転がりが悪くなります。タイヤ幅も太いため、漕ぎ出しが重く、距離を走るごとにじわじわと体力を消耗します。
サスペンションの動き
また「サスペンションの動き」が、エネルギーロスになることもあります。特にフロントやリアのサスペンションが柔らかく設定されていると、ペダルを踏むたびに沈み込み、力が逃げやすくなります。これにより、同じ距離を走るのにも多くの力を必要とする場合があります。
乗車姿勢も影響
「乗車姿勢」も、影響します。マウンテンバイクは直立に近いポジションではあるものの、ハンドル幅が広く、腕や肩に力が入りがちです。長時間の街乗りでは、肩こりや手のしびれといった疲労につながるケースもあります。
低速向けのギア比
さらに「低速向けのギア比」も、疲れを感じる一因です。マウンテンバイクは急坂や悪路に対応するため、軽いギア比に設計されています。そのため、スピードが出にくく、常に高回転でペダルを回す必要があり、長時間の移動では効率が悪く感じることがあります。
これらの理由から、街乗りをメインにするなら、タイヤを細めに交換したり、サスペンションをロックアウトできるモデルを選んだりすることで、快適さを向上させることができます。



街乗り仕様にカスタマイズすれば、マウンテンバイクでも快適に走ることは十分可能です。
マウンテンバイクとクロスバイクならどっちがいい?


マウンテンバイクとクロスバイクのどちらが良いかは、「どんな場所を走るか」「どのように使うか」で判断するのが最も現実的です。両者は見た目が似ていても、性能や得意なシーンに明確な違いがあります。
マウンテンバイクはオフロード向き
まず、マウンテンバイクは「オフロード向き」に設計されています。山道や砂利道、段差の多い場所でも安定して走れるよう、太いタイヤとサスペンションが装備されています。多少の段差や未舗装路を気にせず進めるのは、マウンテンバイクならではの安心感です。ただし、その分重量があり、舗装された道ではペダルが重く感じることもあります。
クロスバイクは街乗り特化
一方で、クロスバイクは「街乗りに特化した」バランス型の自転車です。タイヤは比較的細く、マウンテンバイクよりも転がりが軽いため、舗装路では軽快に走れます。また、車体が軽く作られているため、坂道や信号の多い街中でも扱いやすいのが特徴です。通勤や通学、買い物といった日常的な使い方にマッチしています。
こうした特性から、舗装路が中心の使用であればクロスバイクが最適です。スピードや快適さを重視する人に向いています。逆に、段差の多いエリアや河川敷、林道などを走る機会がある人、また多少重くても安定感を優先したい人にはマウンテンバイクがおすすめです。
また、カスタマイズ性も選ぶ際のポイントになります。マウンテンバイクは頑丈な構造なので、荷台やフェンダーを後付けしてツーリング仕様にすることも可能です。一方でクロスバイクは軽量な反面、過度なカスタムには不向きなこともあります。
使用環境や好みによって、選ぶべき自転車は変わります。下記の記事も、参考にしてください。
【参考】
>>クロスバイクにカゴってダサいの?イメージ回避の選び方と実用ガイド
>>クロスバイクグラベル化の方法って?基礎知識と成功させるコツを解説
>>クロスバイクのギアでやってはいけないこと?選び方や調整のコツとは
>>クロスバイクはスピード重視で失敗しない?最適な選び方とカスタム術



「街中メイン」ならクロスバイク、「多用途や未舗装路も走りたい」ならマウンテンバイクという考え方が、選び方の一つの目安になります。
マウンテンバイクで後悔を防ぐ選び方のポイント


- マウンテンバイクのサイズ選びの重要性
- マウンテンバイクで長距離走行する際の注意点
- コスパ良なおすすめのマウンテンバイクって?
- マウンテンバイクの人気ランキング
- マウンテンバイクで後悔に関するよくある質問
マウンテンバイクのサイズ選びの重要性


マウンテンバイクを選ぶうえで、フレームサイズの適合は非常に重要です。体に合っていないサイズのバイクは、快適さだけでなく安全性やパフォーマンスにも悪影響を与えるため、軽視できないポイントとなります。
1.乗車姿勢に無理が生じる
まず、サイズが合わないと「乗車姿勢に無理」が生じます。フレームが大きすぎればハンドルが遠くなりすぎ、前傾姿勢がきつくなります。一方で、小さすぎると膝がハンドルに近づきすぎて漕ぎづらくなるなど、どちらにしても長時間のライドで疲労や肩こり、腰痛の原因になりかねません。
2.操作性が落ちる
また、サイズが合っていないと「操作性」も落ちます。マウンテンバイクは段差や不整地を走ることも多く、細かいバランスや取り回しが求められます。適正サイズのバイクならばハンドリングもしやすく、ライダーの動きにしっかり反応してくれます。逆に大きすぎると重心が不安定になり、狭い場所での転倒リスクが高まります。
3.ペダリング効率
さらに「ペダリング効率」にも、大きな差が出ます。サイズが適正であれば、膝の可動域が自然になり、無駄な力を使わずにスムーズにペダルを回せます。これは長距離ライドや坂道走行での疲れやすさにも直結します。
実際の選び方としては、身長や股下の長さを目安に、メーカーが出しているサイズ表を確認することが基本です。ただし、同じ身長でも腕や脚の長さ、柔軟性により最適サイズが異なることもあります。可能であれば、実際に試乗してフィット感を確かめることをおすすめします。
オンラインで購入を検討している場合でも、近くのショップで同シリーズの試乗やフィッティングを受けておくと安心です。専門店であれば、ステム(ハンドルとフレームの接合部)の長さ調整やサドル位置のアドバイスももらえます。
このように、マウンテンバイクのサイズ選びは、「快適さ・安全性・走行性能」のすべてに影響する基本中の基本です。



自転車の性能を最大限に引き出すためにも、必ず適切なサイズを選ぶようにしましょう。
マウンテンバイクで長距離走行する際の注意点
マウンテンバイクで長距離を走る場合、普段の街乗りや短距離走行とは違う視点での準備と注意が必要です。特に初心者の方は、体力があれば大丈夫と考えがちですが、それだけでは快適に走ることはできません。
1.ポジションの最適化
まず、意識したいのが「ポジションの最適化」です。サドルの高さやハンドルとの距離が適切でないと、長距離を走るうちに尻の痛みや肩こり、腰痛などの不快感が出やすくなります。サドルはペダルを最下点にしたときに足が軽く伸びる高さが目安です。必要に応じてハンドルステムを短くするなど、無理のない姿勢に調整しましょう。
2.ペース配分と休憩の取り方
次に「ペース配分と休憩の取り方」も、重要です。マウンテンバイクはロードバイクと比べて重く、スピードも出にくいため、体力の消耗が早い傾向にあります。序盤から無理なペースで走るのではなく、徐々に体を温めながらリズムを整えることが大切です。目安としては1時間に1回は休憩を取り、水分や軽い補給食で体力を維持するのが理想的です。
3.タイヤと空気圧の調整
さらに「タイヤと空気圧の調整」も、欠かせません。オフロード用のゴツゴツしたタイヤでは舗装路での走行抵抗が大きくなり、ペダルが重く感じます。長距離を走る場合は、ブロックの浅いスリックタイヤやセンターリッジタイヤに交換することで、快適さが大きく向上します。
また、空気圧を高めに設定すると転がりが軽くなるため、疲れにくくなります。こちらの記事「マウンテンバイクでスリックタイヤが速い理由?走行性能や選び方とは」も、参考にしてください。


4.軽量で機能的な服装が重要
装備面では、「軽量で機能的な服装」が重要です。レーシングパンツやインナーパンツなど、クッション性のあるウェアを使えば、長時間のライドでも尻や太ももへの負担を軽減できます。加えて、天候の変化にも対応できるよう、ウィンドブレーカーや防寒具を持っておくと安心です。


5.荷物の積載方法
そしてもう一つは、「荷物の積載方法」です。リュックに重い荷物を背負うと、肩や腰に負担がかかりやすくなります。長距離走行時には、サドルバッグやフレームバッグを使って荷重を分散させましょう。特に水分補給用のボトルや予備チューブ、携帯ポンプなどの携行品は忘れずに。


このように、マウンテンバイクで長距離を快適に走るには、身体への負担を減らす工夫と装備、そして計画的な走行管理が必要です。



準備を怠らなければ、マウンテンバイクでもロングライドを十分に楽しめるはずです。
コスパ良なおすすめのマウンテンバイクって?


コストパフォーマンスに優れたマウンテンバイクを探しているなら、目的に合った必要最低限の性能を備えているかが、大きな判断基準になります。高価なモデルは魅力的に見えますが、街乗りや軽いオフロードが中心であれば、100,000円以下のエントリーモデルでも十分に満足できます。
ブランド | シリーズ名 | 特徴 | 価格目安 |
---|---|---|---|
TREK(トレック) | Marlinシリーズ | シマノ製パーツ搭載、初心者〜中級者に最適、滑らかなサスペンション | 約100,000円前後 |
GIANT(ジャイアント) | ATXシリーズ | 軽量アルミ、幅広いギア構成、街乗り〜林道対応 | 約70,000円台 |
CANNONDALE(キャノンデール) | Trailシリーズ | スタイリッシュで安定感あり、シマノ製パーツ使用 | 約80,000円前後 |
MERIDA(メリダ) | BIG.NINEシリーズ | クロスカントリー設計、ロックアウト機能で舗装路にも対応 | 約80,000円前後 |
TREK(トレック)のMarlinシリーズ
まず注目したいのは、TREK(トレック)のMarlinシリーズです。中でも「Marlin 6」「Marlin 7」は、シマノ製の信頼性のあるコンポーネントを搭載しながら、価格は100,000円前後と手の届きやすい設定になっています。サスペンションの動きもスムーズで、初心者から中級者まで幅広く使えます。
GIANT(ジャイアント)のATXシリーズ
次におすすめしたいのが、GIANT(ジャイアント)のATXシリーズです。このモデルは軽量なアルミフレームとワイドなギア構成を備えており、街乗りから週末の林道ライドまで幅広く対応できます。70,000円台という価格帯ながら、しっかりした作りと乗り心地の良さが高評価です。
CANNONDALE(キャノンデール)のTrailシリーズ
また、CANNONDALE(キャノンデール)のTrailシリーズも見逃せません。特に「Trail 5」「Trail 8」は、スタイリッシュなデザインと安定感のある乗り味が特徴です。リアディレイラーやブレーキにはシマノを採用し、トレイルライドを意識した仕様ながら、日常使いでも扱いやすくなっています。
MERIDA(メリダ)のBIG.NINEシリーズ
さらに、MERIDA(メリダ)のBIG.NINEシリーズもコスパ重視で選ぶ人に人気があります。80,000円前後で購入可能なモデルは、クロスカントリー向けの設計で、舗装路・未舗装路ともにバランスよく走行できます。サスペンションのロックアウト機能が付いているモデルであれば、舗装路でも走行効率を高められます。
ここで気をつけたいのが、「安い=良い」ではないということです。ルック車と呼ばれる外見だけMTB風の自転車は、パーツの耐久性や走行性能が低く、買い替えや修理に余計なコストがかかる可能性があります。
たとえ少し予算をオーバーしても、信頼できるブランドのエントリーモデルを選んだ方が、長い目で見てコスパ良といえるでしょう。
まとめると、コスパ重視で選ぶなら「TREK」「GIANT」「CANNONDALE」「MERIDA」などの、エントリーモデルが安心です。



見た目だけで選ばず、フレームの材質やコンポーネント、保証の有無までしっかり確認することが、後悔しないマウンテンバイク選びにつながります。
マウンテンバイクの人気ランキング
マウンテンバイクを選ぶ際、どのモデルが人気なのかは、購入の判断材料になります。特に初心者にとっては、評判の良いモデルを選ぶことで安心感も得られます。ここでは、街乗りや軽いオフロード用途にも適した、ユーザー満足度の高いモデルをランキング形式で紹介します。
順位 | モデル名 | 特徴 |
---|---|---|
1位 | TREK Marlin 7 | 通勤〜トレイル対応、ロックアウト付きサスペンション、油圧ディスクブレーキ搭載 |
2位 | GIANT Talon 2 | 軽量アルミ、27.5/29インチ選択可、デザインと走行性能のバランスが高評価 |
3位 | CANNONDALE Trail 6 | スポーティな見た目、油圧ブレーキ搭載、街乗り〜林道対応の万能モデル |
4位 | MERIDA BIG.NINE 20 | 29インチホイール、クロスカントリー設計、街乗りでも安定感あり |
5位 | GT Aggressor Expert | 高コスパ、SRサンツアーサスペンション、シマノ製コンポで信頼性あり |
1位:TREK Marlin 7(トレック マーリン 7)
バランスの取れたスペックで、通勤・通学からトレイルライドまで幅広く対応できるモデルです。シマノ製の変速機や油圧ディスクブレーキを搭載し、初心者にも扱いやすくなっています。サスペンションフォークにはロックアウト機能も付き、舗装路での走行効率も良好です。
2位:GIANT Talon 2(ジャイアント タロン 2)
軽量なアルミフレームに、27.5インチまたは29インチのホイールサイズを選べる、柔軟さが人気の理由です。コンポーネントもシマノ製で信頼性が高く、デザイン性と走行性能のバランスが評価されています。
3位:CANNONDALE Trail 6(キャノンデール トレイル 6)
スポーティな見た目と快適なライドフィールが特徴のモデルです。油圧ディスクブレーキを装備し、下り坂でも安心してブレーキングが可能。街乗りから林道ライドまで対応できるオールラウンダーとして人気です。
4位:MERIDA BIG.NINE 20(メリダ ビッグナイン 20)
29インチホイールで走破性が高く、クロスカントリー向けに設計されたモデルです。フロントサスペンションは100mmトラベルを確保し、悪路も軽快に走行できます。街乗り用としても安定感があり、実用性に優れた一台です。
5位:GT Aggressor Expert(ジーティー アグレッサー エキスパート)
コストパフォーマンスの高さで知られるGTの定番モデル。SRサンツアー製のサスペンションとシマノ製コンポーネントで、安心感があります。フレーム設計がしっかりしているため、長く使いたい人にもおすすめです。
これらのランキングは、専門店の売れ筋やユーザーレビュー、コスパの観点を総合的に反映しています。特に街乗りを前提に考えるなら、サスペンションの有無やブレーキの種類、重量も含めて総合的に判断することが重要です。
また、ランキング上位のモデルはカスタムの自由度も高いため、購入後にタイヤやサドルを交換することで自分好みに仕上げることもできます。



人気モデルは、中古市場でも値崩れしにくい点もメリットと言えるでしょう。
マウンテンバイクで後悔に関するよくある質問


マウンテンバイクを購入する前に、多くの人が買って後悔しないだろうかと不安になります。ここでは、実際によく聞かれる質問とその答えを紹介します。迷っている方の参考になれば幸いです。
- マウンテンバイクは本当に街乗りに向いていないの?
-
必ずしも向いていないわけではありません。舗装された道でも快適に走れるようにタイヤやポジションをカスタマイズすれば、十分に街乗りにも対応できます。ただし、車体が大きくて重いため、取り回しや保管場所に工夫が必要になることもあります。
- なぜマウンテンバイクで後悔する人が多いのですか?
-
主に「使用目的と合っていなかった」という理由が多く見られます。山道やオフロードを走るつもりで購入したのに、実際には街中ばかりだった、というケースはよくあります。結果として、重さやスピードの出なさがストレスになることもあるのです。
- 初心者はマウンテンバイクよりクロスバイクの方がいい?
-
街乗りがメインなら、クロスバイクのほうが軽くてスピードも出やすく、疲れにくい傾向があります。ただし、段差の多い通勤ルートや未舗装の道も走るなら、マウンテンバイクのほうが向いています。目的と使用環境によって選ぶことが大切です。
- 半年で手放す人もいるって本当?
-
はい、実際にそういったケースはあります。保管の不便さや自分の体に合わないフィーリングが原因となることが多いようです。しかしその経験をもとに、自分に合った別の自転車にたどり着いたという人も多く、無駄だったと感じていないケースもあります。
このように、後悔する原因の多くは「情報不足」「準備不足」に、よるものです。



購入前に十分に調べ、自分の生活スタイルと照らし合わせて選ぶことで、後悔のリスクを大きく減らすことができます。
マウンテンバイクで後悔しないためのポイント総括
記事のポイントを、まとめます。
- 使用目的を明確にしないと、選択を誤りやすい
- 街乗り中心ならタイヤやサスペンションの、仕様が合わない場合がある
- 車体が重いため、通勤や市街地では疲れやすい
- フレームサイズが合わないと、身体に負担がかかる
- 保管場所に困ると、日常的に使いづらくなる
- 街乗りでは、サスペンションの沈み込みがエネルギーロスになる
- 太いブロックタイヤは、舗装路で抵抗が大きい
- カスタムを前提に考えると、選択肢が広がる
- 購入後に後悔する人は、使用シーンとのズレが多い
- クロスバイクの方が、街乗りには適しているケースもある
- 長距離走行には、ポジション調整や装備準備が必要
- 初心者は、信頼できる店舗での購入が安心
- 安価すぎるルック車は、性能面での不満が出やすい
- 人気モデルは、機能・価格のバランスが取れている
- 試乗やサイズ確認をせずに買うのは、リスクが高い